(VOVWORLD) -ベトナムでは毎年、の旧正月テト明けになると、全国各地では、植樹運動が繰り広げられます。そのため、この数年間だけでも、北部山岳地帯イエンバイ省における森林面積は連続して増えています。
これまでに、森林面積は46万1千ヘクタールに上っており、これは全国でも最高となっています。同省の行政当局が森林発展に努力する傍ら、現地住民たちも、植樹造林運動に積極的に参加してきました。さらに、シナモンの木は主力の植物として多くの地方で栽培されています。
バンイエン県だけは、毎年、2000ヘクタールの土地にシナモンの栽培をします。一方、バンチャン県は、今年、3800ヘクタールの植林を行う予定です。
バンチャン県人民委員会のマイ・モン・トアン委員長は次のように明らかにしています。
(テープ)
「造林の効果向上を目指すために、年初めに、詳細な植樹計画を立ており、それぞれの地方の行政府に任務を託しました。私たちは、植樹を春と秋に行います。主にシナモンの栽培を中心としています。今年、バンチャン県は、1000~1200ヘクタールのシナモン栽培を目指しています。」
今年、イエンバイ省の全体は、1万6千ヘクタールの土地に各種の植物を新たに植えます。イエンバイ省森林検査支局のグエン・タイ・ビン支局長は次のように述べています。
(テープ)
「造林を行う前に、各県、村、町の森林検査担当者に森林の検査、雑草の後始末などを指導します。また、種の生産施設を視察して、種の質を検査します。続いて、各地方の行政当局や森林管理者と連携して、造林計画を展開します。そして、造林運動を計画通りに実現するために、現地住民に積極的に宣伝することになっています。」
毎年の植樹造林は、生活環境の改善や、グリーン・クリーンの景観づくり、生態環境の保全などのに寄与する有意義な活動となっています。