(VOVWORLD) -旧正月テトが来ると、世界各国に在住しているベトナムの人々は、故郷、親戚に思いを馳せます。故郷と離れて、国外在住ベトナム人にとって、故郷で親族と共にテトを楽しむことは、何よりの喜びです。
チャン・ティ・トウさん一家は、49年にわたりアメリカのワシントンで暮らし、所在国でテトを楽しんできました。しかし、今年、母国ベトナムでテトを過ごすことにしました。トウさんは「空港に到着して、そして、色とりどりの花で溢れている街を通したら、昔のテトの記憶がよみ返ってきた。それらは、新しい服を着用する楽しさや、親族と一緒にテトの挨拶や祝辞を交わしたり、初詣に行ったりする思い出だった」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「アメリカにいるとき、テトのムードはとても寂しいものでした。アメリカ在住ベトナム人コミュニティだけでテトを過ごしたからです。勿論、ベトナムで家族全員でテトを楽しむことは、一番十分なことですよ。」
ティエンさん |
一方、ラム・チ・ティエンさんは20年間にわたって、オーストラリアで暮らしていますが、毎年、ベトナムでテトを過ごします。というのは、ティエンさんのような国外在住ベトナム人にとって、テトは、親戚や友人と出会うチャンスだからです。ティエンさんの話です。
(テープ)
「ベトナムの伝統的な旧正月テトですから、どの家庭でも楽しくテトを過ごすために、ワクワクした気持ちで準備しています。ホーチミン市に戻るたびに、この都市の大きな変化にびっくりします。20年余り前と比べ、郊外に至るまでの道路が整備され、高速道路が増えてきました。」
ダンさん |
他方、シンガポールで暮らし働いているベトナム人のダンニー・ボ・タン・ダンさんは、大晦日を迎える瞬間は忘れられない記憶の存在です。その時、家族全員が先祖の祭壇の前で、新年がやって来るのを待つ雰囲気です。
(テープ)
「時間を大事に使ってください。長年にわたり離れていた親戚と再会するための時間を貯めてください。長い間故郷に戻ってこない人々に『母国で親戚と共にテトを過ごしてください』というメッセージを送りたいです。」
テトは神聖な文化であり、それぞれのベトナム人の心と繋がっています。どこに行っても、何をしていてもベトナム人たちは故郷で家族団らんを過ごしたい気持ちがあります。