身体障害者の拠り所

身体障害者の拠り所 - ảnh 1

中部ダナン(DaNang)市グ・ハイン・ソン区にある慈善職業訓練センターは2005年に設立されましたが、現在、50人あまりの身体障害者がいます。このセンターは家族が貧しい人たちの寄り合い所帯であるだけではなく、身体障害者向けの職業訓練の場でもあります。

センターに入所している身体障害者は耳が不自由であったり、先天性奇形児あるいは、知的障害などを罹っている様々な人たちがいます。彼らはセンターで、繊維、手工芸品の生産、手刷りなど様々な仕事を身に付けています。グェン・ティ・リエンさんは先天性奇形の上に家庭が貧しかったため、学校へ行くことが出来ませんでした。

リエンさんは2010年に、慈善職業訓練センターに入所しました。このセンターで、彼女は職業と文字を勉強するようになりました。リエンさんは「家にいるときはあまり自信が無かったのに、センターに入ってから、メンバーからの同感と支援を受けて、自信を持てるようになった」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「このセンターで友達や先生たちの支援を受けて、とても幸せで嬉しく思います。現在、私は仕事を覚えました。将来、自分の仕事で生計を立てられるようにさらに取り組みます。」

一方、センターに入所中の知的障害者たちは無料で養護を受けたり、仕事を教わったりしています。幾人かは職業訓練を済ませたものの、自分自身で生計を立てることが出来ない為、センターに居続けています。レ・タン・ホン・センター長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「私たちは身体障害者が作った作品、例えば布製の財布、バックなどを購入してもらうよう社会に呼びかけています。観光客にお土産として販売する傍ら、私たちは各企業からの注文を受けています。」

この7年間、慈善職業訓練センターの活動は支援者からの支援金によって営まれています。同センターで暮らしている身体障害者に職業訓練を行なう他、他の100人あまりの身体障害者に職業を訓練させています。その中の多くが自分で生計を立て、自立できるようになりました。

ダナン市身体障害者協会のチュオン・コン・ギエム会長は次のように語りました。

(テープ)

「国が身体障害者の生活を一歩一歩に改善させるために、慈善職業訓練センターの融資に有利な条件を作り出すよう希望しています。これは、身体障害者に対する社会の認識、役割、責任の向上に寄与するからです。」

現在、ダナン市内には、身体障害者の数は1万6千人を越えています。この数年間、ダナン市は身体障害者を対象に幾つかの補助政策をとっています。これらの政策は恵まれない人々の安定した生活とコミュニティへの溶け込みに繋ぐってゆくことでしょう。

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