クアン・ナム省山岳地帯タイザン県における新農村作り

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ベトナム中部クアン・ナム省山岳地帯タイザン県の中心地から12キロ離れた所にあるアノン村は「新しい農村作り」を試験的に行う場所に選ばれました。その1年後、電気の敷設率、道路・学校・診療所の建設、生産活動、貧困率の解消などに関する19の規準と対照すると、村全体の60%は指標を達成しています。

そのうち、農林業生産は大きな成果を遂げてきました。現在アノン村では、水田の面積が2009年の27ヘクタールから2011年には40ヘクタールになり、機械化と耕作技術の導入により稲の収穫量は1ヘクタール当たり 5600キロに達しています。

同時に、現地の行政府は、植物の種子を農民に供給してきました。これらは家畜と家禽の多様化、高い品質の作物の増加に寄与しています。アノン村に至るまでのかつての険しい坂や凸凹道はアスファルトの道路、コンクリートの橋に代わりました。アノン村人民委員会のア・ラン・ライ副委員長は次のように語っています。(テープ) LAI

「アノン村が新しい農村作りを試験的に行うようになってから、現地の住民は、水田、ゴムの栽培に集中してきました。農民は田畑を手に入れ、先進的な栽培技術の導入を行なったことにより、村の貧困家庭が減ってきました。また、村では学校、診療所、道路が整備されてきました。」

ライ副委員長はこのように語りました。

アノン村に次いで、タイザン県にあるア・サン村、ア・テェン村、及びア・ブオン村が新しい農村作りを試験的に実施される場所に選ばれました。現在、タイ・ザン県はこれら3の村で再定住、インフラ整備の計画を完成させました。また、農業生産、栽培と畜産技術移転、伝統的文化の維持が集中的に行なわれています。

新しい農村作りに関する国家プログラムは現地住民から支持されています。多くの住民は賠償を求めず、道路、橋の建設予定地を自発的に提供してきました。ア・サン村に住むア・ラン・トイさんは次のように語っています。

(テープ) TOI

「私たちは皆、タイザン県で新しい農村作りが実施されることを喜んでいます。そこで、私達は、道路の建設予定地と橋の建設用の材木を差し出す用意があります。国家が山岳地帯住民に対して立派な文化的生活作りへの優遇政策を継続してくれるよう期待しております」

トイさんはこのように語りました。

タイザン県が新しい農村作りに関する基準を達成する為には、更に十分努力しなければならないものの、各村の住民と行政府は認識が向上されつつあります。タイザン県党委員会のブ・リュウ・リェク委員長は次のように語っています。(テープ)LIEC

「農村作りに関する19の基準のうち私達は、どこが先に実施されるかを決めました。そこで、タイザン県での新しい農村作り作業は、クアン・ナム省の他県と比べると異なります。これは当然です。現地にふさわしい基準を先に実施したからです。」

リェク委員長はこのように語りました、

ところで、タイザン県の総面積の98%は山岳地です。そこで、現地行政府は特に森林の発展に配慮しています。タイザン県は、森林の緑化と現地住民への仕事の斡旋を目指すために、植林の計画を立案しました。

山間部の強みを利用して各地方は、バナナ、パイナップル、籐、ゴムの栽培を行なっています。これまでに、タイザン県にある10の村のうち5の村に住む1300世帯が国の電気網を、およそ1100世帯が水力発電を使用するようになりました。現在、タイザン県では幾つかの水力発電所が建設中です。現地行政府と住民の力と支援により、タイザン県は新しい農村作りを成功させることでしょう。

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