2011年、ベトナムはチャという名前のナマズの収穫量が120万トンに達し、輸出総量が18億ドル相当の60万トンにのぼりました。ベトナムは今年にチャの輸出量を120万トンから150万トンにする目標を掲げています。目標達成のために、様々な措置を取っています。
チャ魚
現在、チャ魚は日本や、アメリカ、EU=欧州連合諸国など世界135の国と地域に輸出しており、ベトナムの水産物輸出総額のおよそ29%を占めています。経済専門家は「今年に世界の水産物市場状況が複雑に推移するにもかかわらず、チャ魚の輸出は引き続き発展していく」とし、「この目標が達成できる」予測している一方で、チャ魚輸出促進のための具体的な計画が必要とされるとも指摘しています。
こうした中、各省庁や企業は様々な措置を実施しています。中でも、貿易振興活動や、各国の貿易障壁の撤廃へ向けての宣伝啓蒙活動、新しい養殖技術と食品安全衛生水準の導入、製品の品質の向上、製品の多様化、新市場開発などがあります。
VASEPベトナム水産物加工輸出協会のグエン・ヒュ・ズン副会長によりますと、同協会は飼料、種子、環境改善用の製品、チャ魚養殖用の薬物の管理、輸出価格のガイダンスなどにも力を入れるということです。ズン副会長は次のように語りました。
(テープHUUDUNG)
「生産プロセスにおける農家や企業間の連結、連携、協力の確保に集中することも重要だと思います。これにより、チャ魚の生産、加工、輸出プロセスが種子、餌から輸出まで一本化させるようになります」
ズン副会長はこのように語りました
エコノミストらはさらに、「飼料の価格が5%増加していることは大きな影響を与える」とも指摘しました。農家もこの問題に関し、政府に対し、補助措置を取るよう求めています。
チャ魚養殖に携わる南部のカントー市トトノト県の農家ボー・バン・オクさんは次のように提案しています。
(テープVOVANOC)
「政府はチャ魚養殖、輸出に携わる企業の能力を再度評定する必要があると思います。また、チャ魚養殖を行っている農家の能力も検査すべきです。その上で、農家向けの補助措置を取るよう提案します。たとえば、低金利の貸し出しなどです。」
オクさんはこのように語りました
チャ魚に関連する産業はここ数年迅速に発展しています。今後も、正しい戦略で、引き続き発展し、ベトナムの主力の輸出品目になると期待されています。