米国へのベトナムの輸出額がさらに増加する
この20年間、ベトナムとアメリカの外交関係正常化以来、両国関係は経済、貿易、投資など多くの分野における強化されてきました。
現在、アメリカはベトナムの最大輸出市場となっています。両国の貿易関係は、著しく発展してきました。両国の輸出入額は2002年の30億ドルから2014年の350億ドルに上り、12倍増となっています。特に、アメリカ向けのベトナムの輸出額はこの15年連続増加しています。経済専門家によりますと、2020年にアメリカ向けのベトナムの輸出額はおよそ570億ドルに達すると予測されています。米州研究院のク・チ・ロイ院長は次のように明らかにしています。
(テープ)
「アメリカ経済は、危機的状況を乗り越え始め、回復と発展の道を辿っています。そこで、アメリカ向けのベトナムの輸出活動へのチャンスは以前より大きくなるでしょう。というのは、アメリカ経済が成長すれば、アメリカ国内の購買力が増加するにつれて、今年のアメリカへのベトナム製品の輸出量が前年と比べより増加するからです。」
その一方で、アメリカはベトナムの大きな投資相手国の一つです。今年2月現在、アメリカは、ベトナムにおいて投資総額110億ドル相当の729件の投資プロジェクトを実施しており、ベトナムへの直接投資101の国と地域の中に7位に立っています。現在、アメリカの大手経済グループ、例えばインテール、マクロソフト、IBM、フォード、コカコーラ、ペプシコ、カーギル、P&Gなどは、既にベトナムで活動を行っています。
ベトナム商工会議所のブ・テェン・ロック会頭は次のように語っています。
(テープ)
「両国間に急速な発展があると思います。我々は、短期間に、アメリカはベトナムの最大となる投資国と輸出入国になることを希望しています。現在、ベトナムは、経済の再構築と国の工業化近代化事業を実現しています。近い将来、アメリカは、ベトナムの財政、銀行、保険、工業、情報工学、電子、農業、貿易、観光などの分野に投資を加速するはずです。」
経済専門家は、今年のベトナムとアメリカの貿易取引額は2014年の35億ドルを大きく超えると予測しています。その理由は、ベトナムは行政手続の改革、技術の革新、輸出品の質向上などをさらに良好に行っているということです。その他、近日中にベトナムにアメリカの投資家による大きな投資ブームがやってくると予報されています。
この20年間の両国の経済発展を基礎に従って、ベトナムとアメリカの経済、貿易、投資関係は今後も突破口を開くことが分かるでしょう。