「ベトナム・伝えきれない美しさ」観光ピーアールの促進

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2014年、世界と国内情勢が複雑に推移したことや、中国がベトナムの排他的経済水域と大陸棚に違法に掘削装置を設置したことによるマイナス影響を受け、ベトナムを訪れる外国人観光客が減少しました。こうした事情を踏まえ、観光部門は重点的な観光市場の拡大や国内観光への梃入れなど適切な解決策を取るなど安定的な発展を遂げてきました。

2014年末現在、ベトナムを訪れた外国人観光客の数はおよそ800万人に達し、前年と比べ4%増、また、国内観光客は同じく10%増にあたる3850万人に達し、収益は15%増となりました。また、ベトナムの観光は世界各国で高く評価されるとともに、多くの観光スポットは愛好される目的地として選ばれています。ちなみに、ハロン湾はアメリカの大手メディア「バズフィード(BuzzFeed)」により世界の美しい名所25ヵ所の1つに選ばれるなど、ハノイはトリップアドバイザー社によって旅行者の財布に最も優しいリーズナブルな都市に選ばれました。また、ベトナムはアメリカの旅行雑誌「トラベル+レジャー」が選んだ「一人旅に最適な国ランキング」20カ国の中で6位に入っています。さらに、ベトナムとカンボジアを結ぶメコン川上の観光ルートはイギリスの新聞「テレグラフ」が選んだ、アジアの水上観光上位5コースに入っています。そして、多くの旅行会社やホテルのサービスは国内外の組織やウェブサイトにより高く評価されています。ベトナム観光総局のハ・バン・シエウ副局長は次のように語りました。

(テープ)

「2014年、ベトナムの観光部門は2009年以来の成長目標を維持し、連続して前年を上回る成長率となっています。これは喜ばしいことであり、試練を乗り越えて、取り組んできた観光部門、中でも各企業の努力を示すものです。これにより、観光部門の地位が確保され、経済社会発展への貢献が図られました。」

これまで、観光発展は効果的かつ専門的に行われ、観光ピーアールと振興が重視されてきました。また、「ベトナム・伝えきれない美しさ」というスローガンと商標づくりは観光部門の重要な任務に位置づけられています。観光部門は国際観光見本市に参加すると同時に、イギリス、ドイツ、ロシア、日本、シンガポール、中国、マレーシアなどで開催された文化、外交活動を機に観光ピーアールと振興を行ってきました。これらの活動は外国人観光客の誘致に寄与したとみられます。一方で、観光振興や観光商品のピーアールなどを通じて、観光部門はサービスの質の向上に関する公約の実施や持続的な観光発展を進めることができます。クァンニン省文化スポーツ観光局のチン・ダン・タイン副局長は次のように述べました。

(テープ)

「持続的な観光発展を遂げるためには経済、文化社会、環境を3つの柱とする必要があります。また、地元の観光発展計画に参加する威信ある外国コンサルタントの選択は重要だと思います。さらに、観光スポットの治安秩序や環境保全、サービス価格の管理を強化しなければなりません。」 観光部門は2014年の成果を発揮し、2015年に外国人観光客延べ850万人、国内観光客延べ4100万人を迎えるという目標に向けて、力を尽くす方針です。これを実現させるため、観光部門は重点的な観光地区の設立や観光サービスの多様化や質と付加価値の向上を進めると同時に「ベトナム人は率先してベトナムの製品を使おう」をテーマにした国内観光への梃入れプログラムの継続、観光商品と商標づくりに取り組むとしています。

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