ベトナム米の商号の確立について

ベトナム米の商号の確立について - ảnh 1
  (写真VOVNEWS)

近年、世界市場で、ベトナム米は競争力が日増しに高まっています。しかし、エコノミストらは「コメ輸出の促進とコメの付加価値作りのために、ベトナム米の威信、品質、商号などの面でまだ問題が残されている」と指摘しています。先週南部のソクチャン省で開催されていた第2回稲・コメフェスティバルの際に開かれた科学シンポジウムではこれらの問題が取り上げられました。

「ベトナム米の商号の確立」をテーマにしたこのシンポジウムで、参加者らは「ベトナム米商号確立は稲の開発事業だけでなくベトナム農業部門全体の中心的な任務だ」と異口同音に述べました。ベトナム食糧協会のフィン・ミン・フエ理事長は次のように語りました(テープHUE)

「世界市場の状況、需要などの変動に伴い、ベトナムは厳しい競争に直面します。このため、農民の利益の確保ために、輸出促進は最も重要な任務となります。輸出の振興活動を通じて、ベトナム米の商号作りは着実に進められると思います」

フエ理事長はこのように語りました。

一方、ベトナム農業科学院のブイ・チー・ビュー副院長は「コメの商号作りのためにはコメ輸出プロセスを改善しなければならない」、そして、「コメ生産過程において、農家間の連携や農家と科学者間の連携がまだ不十分である」と指摘し、次のように語りました(テープBUU)

「すぐ解決すべきことは『科学者が持続的な発展を奨励する一方で、農家が収益しかみていない』との矛盾です。農家が新しい方法を受け入れなければ収益が減少します。こうした面から見ると、輸出戦略を点検する必要があるといえます。また、農業向けの民間セクターの投資を奨励することも有効だと思います」

ビュー副院長はこのように語りました。

さて、ベトナム商工会議所カントー市事務所のボー・フン・ズン所長は「コメの商号作り、質的向上などを促進するためには農家、政府、科学者間の連携を強化しなければならない」との見方を示し、次のように語りました (テープDung)

「ベトナムのコメに関する具体的な戦略を立案する必要があります。それは、ベトナムのコメ生産が「食糧の安全保障確保のため」という段階にあるのか、あるいは「輸出促進のため」という段階に入ったのかを明確にしなければなりません。そのほか、ベトナム独特のコメの品種作りも欠かせないことです」

ズン所長はこのように語りました

以上の意見からみれば、ベトナム米に関連する問題がまだ山積しているといえます。今後これらの問題を解決するため、どのような措置が取られるかが焦点となっています。

ビンフォン

ご感想

他の情報