先ごろハノイで開かれた「ベトナムの栄光」(Quang Vinh Viet Nam)という表彰式で ベトナム国防省に帰属する第36号建設会社のグェンダンザップ(Nguyen Dang Giap)社長は ベトナム国家主席から「ドイモイ(刷新)事業における労働英雄」称号を贈られました。
これまでに、 グェンダンザップ社長の指導の下で、第36号建設会社は国防省の会議場、国境検問所、各大学のビル、水利工事、水力発電所工事などの様々な建設工事を行ってきました。さらに戦争中ザップさんは勇敢な戦車兵でしたが平和時代になり、ベトナムの経済社会発展事業に力を入れています。国家経済大学のファンコンギァー(Phan Cong Nghia)副校長は次のように語っています。
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「ザップさんは優秀な社長であるだけでなく、国の教育発展事業に力を注いでいる人物でもあります。国家経済大学の人材育成センターの建設工事を施工した時、ザップさんは工夫を凝らして、近代的な施工方法を出しました。フランス人の建築家も彼の施工方法を高く評価しました」
ファンコンギァー副校長はこのように語りました。
ザップ社長は常に「人間としての道徳、本領、知恵を生かするように」という彼の父親の教え言葉を繰りかえしています。この3年間、ザップ社長の建設会社の売り上げは10倍となり、ベトナム建設、不動産分野で有名な会社になっています。ザップ社長は次のように語っています。
(テープ)
「6、7年前に、私は会社の発展戦略を立てました。これにより、わが社は突破口をつくり出し、高い成果を収めてきました。そのほか私も人材育成、近代的な設備の導入を重視しています。」
ザップさんの話でした。
傷病軍人であるサップ社長は昔の戦場に参戦した戦没者の遺族の痛手に共感しています。この5年間、彼は数多くの村の道や医療所や50軒のチャンリティハウスの建設、戦没者遺族への300件の貯金通帳の寄付のため、250億ドンの募金を集めてきました。ザップ社長は次のように語りました。
「テープ」
「7月27のベトナム戦没者傷病軍人の日が近づいています。戦士であった私は会社の発展事業に寄与するだけでなく国防安定、経済発展及び社会福祉という3つの目標を達成するため、頑張りたいと思います」
一方、第36号建設会社の会社員であるダンタイフンさんは次のように語りました。
(テープ)
「兵士の力は無尽です。国内各地での建設工事は急増しています。サップ社長はそれらの建設工事に足を運び、仕事を一生懸命にしています」
ダンタイフンさんはこのように語りました。
サップ社長にとっては「労働英雄」という称号を受けたのは難しいですが、この称号に値するためにどうすれば、頑張れるのかということは更に難しい問題です。
そうした考えで、毎日、社長は昼夜を問わず、建設工事に引き続き足を運び、心の炎を燃しています。