北部バクザン省イェンズン県チイェン村にあるビンギェム寺はかつて、ベトナムの仏教の中心地でした。今日、この寺は貴重な史跡であるだけでなく、観光客を魅了している所でもあります。
現場の肉声
ビンギェム寺は1010年から1028年に建てられましたが、1258年から1278年までのチャン・タン・トン王朝時代には、僧侶たちの修行場所となってきました。ビンギェム寺はベトナムの伝統建築風を持っています。寺の正面には広い境内と煉瓦で造られた庭があり、寺のための広い空間を作りました。寺には、仏像や対句、石碑などの貴重な現物が存在していますが、一番貴重なものは3000個の木版です。これは大切にしており、国家の文化財となっています。ビンギェム寺のティック・タン・ビン住職は次のように語りました。
「テープ」
「ビンギェム寺の木版は17世紀から作られました。また、19世紀と20世紀に作られた木版もありますよ。この木版の多くの本がゾーという伝統的な紙で印刷されていますので、とても丈夫です。」
ビン住職はこのように語りました。
17世紀から19世紀にかかて、ビンギェム寺はベトナム仏教の教典を保存する所となりました。その教典は今なおそのまま保存されています。最近、バクザン省は全ての木版の研究を行ないました。これにより、ベトナムの文化と仏教の発展歴史をさらに理解することが出来ました。バクザン省文化スポーツ観光省のゴ・バン・ツ副局長は次のように語りました
「テープ」
「ビンギェム寺の木版の内容は仏教のツク・ラム・イェン・トゥ派について触れています。また、レ王朝とグェン王朝時代の木彫りや芸術及びベトナムの本書の発展の歴史についても触れられています」
ツ副局長はこのように語りました。
ベトナムの多くの研究者はビンギェム寺をベトナムの大乗仏教の博物館とみなしています。特に、多くの観光客がこの寺を訪れました。ハノイ市に住んでいるチャン・ティ・ホアさんは次のように語りました
「テープ」
「私は多くの寺をお参りにしましたが、ビンギェム寺はベトナムで一番古く美しいと思います。この寺の周辺の風景も美しいです。」
ホアさんはこのように語りました。
文化の様々な価値をもつビンギェム寺は研究者だけでなく、仏教徒たち、観光客を魅了することでしょう。