北部フート省の植林運動

北部丘陵地帯にあるフート省は森林面積が多いせいか毎年、春が来る度に、同省の人々は積極的に植林運動に参加します。植林活動は同省の経済社会発展事業における重要な任務となっています。多くの企業、組織、個人は地方行政府から土地を借り植林を行っています特に、遠隔地に住む各少数民族の人々は以前は、森林の資源開発を行っていましたが現在、環境保護と自然災害の削減を目指す植林運動に積極的に参加しています。フート省に住む少数民族の大学生であるホアン・ズイ・フンさんは次のように語っています。

(テープ)

「春、遊んでいる間に、緑の自然で清潔な空気を楽しめるのは素晴らしいです。現在、環境汚染は大きな社会問題となっています。そのため、私が学んでいる大学では大学の後ろに木を植える運動が活発に行われています」

ホアン・ズイ・フンさんはこのように語りました。

1962年、ホーチミン主席はベトナム建国の祖フン王を祀る神社を訪れた際、「この神社が荘厳な神社でありながら美しい公園になるためには、この神社の周りに、多くの花と木を植える必要がある」と言いました。その直後、フート省の人々は植林運動をスタートさせました。長年にわたり、植林運動はフート省内だけでなく全国各地へと広がっています。今年、フン王を祀る神社の周辺には450種類の植物が植えられました。この神社の遺跡管理委員会のグェンスァンカク委員長は次のように語りました

(テープ)

「1960年代、フート省の全ての人々は競いあって、木や花を植えました。こうしたことから、現在、この神社の正門前に、たくさんの木がある公園があります。また、町の各通りの並木道も美しいです。将来の世代のため、環境を保ち、そして、緑の地球のため、我々は木を植えています」

カク委員長の話でした。

木は都市の緑の肺といわれています。特に、家の空間の中で、木は自然景観を作り出すだけでなく環境をも保護します。フート省の省都ビェッチ町に住んでいるファンバンロイさんは次のように語っています

(テープ)

「私の家の周りには様々な木と花が植えました。新年になると故郷の植林運動に参加する他、家の庭で、一本の新しい木を植えます。これは私の習慣です」

ロイさんはこのように語りました。

フート省の地方行政府は新春を祝う植林運動を行うとともに、植林保護及び森林面積の拡大に関する2020年までの計画を実施しています。この計画は同省の製紙産業を発展させ、『ホーチミン主席の道徳を見習おう』という運動を実施するため行われています。

 

 

 

 

 

 

 

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