ベトナム首都ハノイから、南方へ100キロ離れたニンビン省には1０世紀の古都ホァルーがあります。この土地はベトナム最初の独立王朝ディン王朝が986年から1010年まで王都を置いた場所です。時と共に、ホァルー古都の昔の姿は段々消えてしまっていますがディンテンホァンとレダイハインという2名の王を祭る神社やその東側の城跡や寺院などの多くの遺跡が今なお残っています。特に、この遺跡の周辺にはチャンアン観光名所群があり、世界自然遺産である陸のハロン湾と呼ばれる奇岩景勝地は国内だけでなく世界的にも有名です。

５千ヘクタールの面積を有するこの観光名所群は４８の洞窟があり、中でもタムコック（Tam Coc）とビックドン（Bich Dong）洞窟が最も美しいと言われています。在ベトナムキューバー大使館のゴンザレット大使は次のように語りました。

（テープ）

「チャンアン観光名所群を幾度も訪れましたが、その度に新たな美しさを発見します。この観光地の自然風景は本当にすばらしいです」
ゴンザレット大使はこのように語りました。

一方、ベトナム友好緒組織連合会のブスァンホン（Vu xuan hong）会長は次のように語っています（テープ）

「私たちはニンビン省、文化スポーツ観光省と協力して,チャンアン観光名所群に関する宣伝活動をより積極的に行う計画です。それによるチャンアン観光名所群を訪れる国内外の観光客は更なる増加を期待しています。」

ブスァンホン会長はこのように語りました。

今月、ニンビン省は古都ホァルーとチャンアン観光名所群に関する資料を文化スポーツ観光省に提出しましたがユネスコ世界科学教育機関はこの観光名所群を世界遺産として認定するため、2013年に登録する必要があります。これに関して、ニンビン省党委員会のブイバンナム（Bui Van Nam）委員長は次のように語りました。
（テープ）
「ベトナム外務省と各省庁は我が省と積極的に協力して、チャンアン観光名所群に関する登録資料を作成しました。我々はその貴重な支援に感謝申し上げます。この観光名所群はユネスコが定める基準を満たしているので、世界自然遺産として認定されることを確信しています。」

ブイバンナム委員長はこのように語りました。