慈悲の心を持つテク・テェン・チェウ和上

慈悲の心を持つテク・テェン・チェウ和上 - ảnh 1

     テク・テェン・チェウ和上

ベトナム全国にある数千箇所のお寺は、仏様の慈悲・博愛の心を広げて、恵まれない人々を迎えるために扉を開き、彼らを助けています。南部ホーチミン市ゴ・バップ郡にある第2キ・クアン寺にある恵まれない子供を擁護する施設もその手本です。

(現場の音)

「私たち一家は互いに愛し合い、離れると懐かしく、近くいるときは笑う」というこれらの子供達の歌声は、幸せな家庭や学校でしか聞くことが出来なかったことを思い出します。しかし、実際、これは大きな菩提樹の下にある古いお寺に住む孤児、身体障害児、枯葉剤被害児の歌声だと想像できる人はいないでしょう。そのお寺には、子供達の両親や教師でもあるテク・テェン・チェウ和上がいます。和上は第2キ・クアン寺の住職でありベトナム仏教協会の社会慈善中央委員会副委員長をも務めています。この数年間、テク・テェン・チェウ和上は、慈善活動や恵まれない子供の擁護に心血を注ぎでいます。現在、第2キ・クアン寺の慈善施設は200人あまりの恵まれない子供がいます。そのうちのおよそ100人が視覚障害児で80人は身体障害児です。全ての子供達は、テク・テェン・チェウ和上を「お父さん」と呼んでいます。暇な時、和上は子供達と一緒に遊びます。

(テープ)

「自分が子供を育て、そして子供達の親代わりとなることをとても嬉しく思います。自分の心には仏教とこの世の信頼が結び付いています。全ての人々に愛情を与えることはこの世の義務であると認識すれば、より良く幸福な生活を送れることでしょう」

テク・テェン・チェウ和上はこのように語りました。

毎日、どんなに忙しくても、子供達と一緒に遊ぶ時間を作れています。テク・テェン・チェウ和上のことについて、第2キ・クアン寺の擁護者であるレ・キム・ホアさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「和上は子供達の父でありながら母でもありますよ。特に、子供が病気になって、泣く時など和上は母親のように面倒を見ます。」

ホアさんはこのように語りました。

テク・テェン・チェウ和上はお寺の境内に、5箇所の教室を建設させ、視覚障害児と知的障害児を教育する為に、教師を招きました。境内にはさらに、2000年に設立された漢方治療所があります。この治療所は、恵まれない病人に対して漢方薬を無料で配っています。テク・テェン・チェウ和上は次のように語りました。

(テープ)

「病人達が治療を受けて、回復することは私達にとってとても喜ばしいことです。仏教には慈悲と知恵があります。慈悲は人々に幸福を与えるという意味です。人々に喜びを与え困難な状態にある人を助けることは、知恵を達成できるからです。」

テク・テェン・チェウ和上はこのように語りました。

「恵まれない人々を救うことはこのようの中に喜びを与える」という精神で、テク・テェン・チェウ和上は数多くの人々に喜びを与える為に取り組んでいます。



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