新しい農村づくりに寄与する青年たち

今年3月の「青年月間」は「力を合わせて新しい農村づくりへ」というテーマです。この方針に従って、それぞれ地方の青年は新しい農村作りへ向けて適切な活動を積極的に行なっています。

新しい農村づくりに寄与する青年たち - ảnh 1

遠い山間部の森の真ん中に広い庭と魚が泳いでいる池付きの2階建て木造の家があります。それは。北部山岳地帯ラオカイ(LaoCai)省バット・サット(BatXat)県チン・トゥオン(TrinhTuong)村に住むモン族のリ・ア・スンさん家族のものです。スンさんはバン・タン(BanTang)村落の最初の人として、「チン・トゥオン青年村の建設プロジェクト」に参加しました。この地に足を運んだとき、広々とした荒地を前にしたスンさんは「貧困を乗り越える為に荒地を耕作地にしなければならない」と考えました。そうして、スンさん一家は、水稲栽培、荒地をトウモロコシ畑にし、その後に植林、魚の養殖、畜産などを行ないました。スンさんは、さらにモン族の30世帯に、「チン・トゥオン青年村の建設プロジェクト」への参加を働きかけました。スンさんは次のように語りました。

(テープ) 

「私は、バン・タン村落の最初の人として、「チン・トゥオン青年村の建設プロジェクト」に参加しました。政府の支援を受けて、植林と畜産を効果的に行ないました。また、私は、他の青年にも、ここでの経済発展を働きかけましたよ」

スンさんはこのように語りました。

新しい農村づくりに寄与する青年たち - ảnh 2



一方、北部タイビン(ThaiBinh)省クィンフ(Quynh Phu)県クィン・ミン(QuynhMinh)村に住むズオン・ミン・トアンさんは、自分の故郷で、生活を豊かにすることにしました。農地が少ないため、トアンさんは自転車のフレームを生産することにしました。5年経った現在、彼の生産工場は千平方メートルに拡大され、30人から50人を雇うまでになっています。毎年、トアンさんの工場は、ラオス、カンボジア、タイなどに約300台分の自転車のフレームを輸出しています。トアンさんは次のように語っています。

(テープ) 

「私の工場では、労働者を採用してからも、仕事を始めから訓練しなければなりませんでした。地元の青年は殆どが職業訓練コースに参加しなかったからです。そこで、農村部の青年が自らの故郷で生活を豊かにするために、職業訓練を受けるほか、生産経営活動に融資をしなければならないと思います。」

トアンさんはこのように語りました。

新しい農村建設というプログラムの実施では青年が重要な役割を果たしています。農業農村開発省経済協力と農村発展局のタンミンロク局長は次のように語っています。

(テープ) 

「多くの農村では女性、老人、子供が大多数を占めているのが現状です。こうした労働力で新しい農村作りという目標を達成することはできません。ですから、農村部に労働者を集めるためには様々なことをしなければなりません。当面、政府は、農村労働者を対象にする職業訓練を決めました。その中には畜産、魚の養殖などの職業、または、青年に対し農業ではない職業訓練をさせることになります。同時に、地元の労働者に仕事を斡旋する為に、農村部への各企業の誘致を行なうことです」

ロク局長はこのように語りました。

これまでに全国各地の青年同盟は、1万キロの道路建設、1千箇所の文化会館や、チャリティハウスの建設、栽培作物と畜産の転換、先進的畜産技術導入などという目標を掲げて、「青年月間」を幅広く展開しています。


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