ベトナムの産業は、現代化、生産性、品質、付加価値、優位な産業製品の競争力の向上という方向に沿って改革されています。同時に、ベトナムは、最先端技術、新興産業分野であるチップ、半導体、人工知能の開発を優先しており、裾野産業を迅速に発展させ、外資系企業と国内企業の連携を強化し、環境に優しいグリーン建材製品、炭素排出量の削減に繋がる省エネ製品を研究、開発する方針です。

ジェン商工大臣(VGP撮影)

商工省のグエン・ホン・ジェン大臣は、「今年、商工部門はこれらの具体的な目標の実現に注力している。というのは、これは従来の成長原動力の活性化、新たな成長原動力の創出に役立つ条件である」と明らかにし、次のように述べています。

（テープ）

「2021年～2025年までの5カ年計画の目標を達成するとともに、国が新たな時代に突入するための土台を築くために、商工部門は、企業の生産・経営の回復と発展を支援し、産業、エネルギー、貿易に関する開発プロジェクト、特に、重点プロジェクトの実施スピードを加速させる方針です。これらの取り組みは、経済の新しい成長原動力を生み出すことが狙いですから」

商工省の試算によりますと、GDP成長率が最低でも8%に達するためには、産業部門の成長率は最低9.3%を達成する必要があります。GDPの成長率が2桁に達するためには、産業部門は11.9%の成長率を遂げる必要があるとされます。加工製造業は、長年にわたり、産業部門全体の成長スピードを左右しており、産業部門の高付加価値を生み出し、経済成長の主要な原動力となっています。ですから、今後も、ベトナムは、先端技術、最新技術、ハイテク、クリーン技術を使用するプロジェクト、近代的なガバナンス、高付加価値に繋がるプロジェクト、グローバルなサプライチェーンに接続するプロジェクトを外国直接投資の誘致を優先的に続行します。

経済専門家のグエン・トゥオン・ラン博士は次のように語っています。

（テープ）

「ベトナムは産業構造をグリーン産業、クリーン産業、そしてスマート産業へと転換しなければなりません。特に、新興産業である半導体産業、クリーンエネルギー産業、グリーンエネルギー産業、デジタル変革関連産業などに対して断固として投資を行う必要があります」

その一方で、ベトナムは裾野産業開発の強化に注力しています。これは、持続可能な開発に繋がるコア要素であるとされています。

さらに、ベトナムは、政策や、法的文書の整備を続行しています。このことは、企業の開発、輸出と国内消費の活性化に貢献する取り組みです。