観光見本市、観光を重点的経済部門に押し上げる

(VOVWORLD) - 「ベトナム国際観光見本市2018VITMハノイ」は3月29日から4月1日まで4日間の開催でしたが、7万人以上の来場者がありました。

また、見本市で、国内外の旅行会社や観光業にたずさわる企業数千社が会議、シンポジウム、観光製品のピーアールなどを行いました。この見本市は観光部門の発展にプラス影響を与えるとしています。

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「ベトナム国際観光見本市2018VITMハノイ」では、675社の展示ブース502ヶ所が設けられ、その中の112ヶ所は21の国と地域のものです。今年の見本市は「オンライン旅行、ベトナム観光は第4次産業革命に向ける」をテーマにし、各企業に対し、連携の強化やデジタル時代での経営チャンスの活用、情報技術の適用を激励・支援することが狙いです。組織委員会委員長を務める旅行協会のブ・テ・ビン会長は次のように語りました。

(テープ)

「サービスの連携を奨励すべきです。外国の企業はやりましたが、国内企業はこのサービス連携を行っていません。国内企業にサービスの連携や利益の分配を働きかける必要があります。そうして初めて観光発展の強化が図られるのです。」

見本市には国内企業をはじめ、韓国、日本、フランス、イギリス、ドイツ、オーストラリアなどの企業が参加しました。また、見本市で4万件あまりの格安航空券や1万5千件あまりの割引観光ツアーが販売されました。ハノイ市、バーディン区の住民の一人は次のように話しました。

(テープ)

「見本市に参加して、楽しい体験をしました。また、家族全員が楽しいツアーを行うよう、格安航空券を買いたいのです。」

2017年、ベトナムを訪れた外国人観光客はおよそ1300万人に達し、前年と比べおよそ30%増となりました。また、国内観光客はおよそ7300万人となり、観光収益は500兆ドン、約2兆3543億円にのぼりました。ベトナム観光部門の成長率はおよそ30%となっていますが、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアなどと比較になりません。ベトナム観光部門の競争力は低く、潜在力が充分に活用されていません。今年、観光部門は外国人観光客およそ1500万人から1700万人を含め、9400万人の観光客を迎え、収益を620兆ドン、約2兆9810億円にする目標を掲げています。これを達成するため、今後、観光部門は観光地の管理や観光客の安全保障の強化、観光サービスの向上、各地方の旅行会社の検査、国内外でのベトナム観光のピーアールを中心に5つの解決策を精力的に実施するとしています。

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