(VOVWORLD) - 2018年のベトナムのGDP国内総生産の伸び率が7・08%の高い水準に達しましたが、エコノミストらによりますと、その成果の中には輸出活動の寄与度が高いとしています。実際、その分析の正しさを証明しています。そして、現在、ベトナムは輸出大国となっているといえます。
統計総局によりますと、昨年のベトナムの輸出総額はおよそ2450億ドルに達し、前年と比べ、13・8%増となりました。また、輸出額が10億ドルを超える輸出品の数は29品目、50億ドルを超えるのは9品目、100億ドルを超えるのは5品目となっています。
近年、ベトナムの輸出額が急増 |
特に、電話とその部品は500億ドル、繊維製品は300億ドル、電子製品・コンピューターとその部品は290億ドルを超えています。注目すべきことは、国内経済セクターの輸出が好転していることです。チャン・トゥアン・アイン商工大臣は、「これらの金額は国会が定めた目標値を上回っている」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「2018年の四半期すべては印象的な結果を収めました。したがって、昨年通年の成長速度は高くなりました。高い上に、安定性と持続性が保たれています。特に、製造業は大きく発展し、経済全体の原動力としての役割を果たしています。」
2018年、外資系企業の輸出活動はその速度を維持し、13・6%に達しましたが、国内企業の輸出額は引き続き高まり、その成長率はおよそ16%に上りました。これは、国内企業の競争力が一段と高まっていることを示すものとされています。
2018年に収められた成果により、ベトナムは輸出大国となっています。具体的には、革靴輸出で世界第3位、繊維製品で第7位となっています。また、コメや、コーヒー、ゴムなどは依然として、高い地位を維持しています。
保護主義が台頭し、アメリカ・中国の貿易戦争が全世界の貿易活動にマイナス影響を与えている中で、ベトナムの輸出活動の成果は意義深いと評されています。2019年は、輸出をはじめベトナム経済発展事業にとって特別に重要な意義を持つと指摘されています。
そして、昨年末から発効されたCPTPP=包括的かつ先進的環太平洋経済連携協定はベトナムを含め加盟諸国に多くの利益をもたらす見通しです。カオ・クオク・フン商工次官は次のように分析しています。
(テープ)
「この協定は農産物輸出に多くのメリットをもたらします。しかし、これらのメリットを活用するためには、政府や、企業、各団体、科学者の協力と努力が求められます。」
ベトナムは、2019年の輸出成長率が7%ないし8%に達するという目標を設定しています。これまで達成された成果により、この目標が達成できると楽観視されています。