既にお伝えしましたように、10日、ハノイ市内のチャンティエン(Trang Tien)通り1番地の国立歴史博物館で、国宝展示会が5月初めまでの日程で開幕しました。この展示会は、2000年前のドンソン文化時代から1945年のベトナム民主共和国時代までのベトナムの18個の国宝を紹介しています。
国立歴史博物館のグエン・バン・ドアン副館長によりますと、これらの国宝は国立歴史博物館が保存しており、これまで数回にわたり人々に紹介してきましたが、全部を公開し、展示するのは今回が初めてだということです。この写真記事で、これをご紹介します。
国立歴史博物館
バンバン(Van Ban)寺の鐘。これはベトナム文化を示す傑作と見られている。
北部港湾都市ハイフォン市ドーソン町で発見されたこの鐘は
リー王朝とチャン王朝時代における仏教の発展を示すものであり、
仏教の歴史を研究するための資料でもある。
バンバン寺の鐘につけたチャン王朝時代の龍
1972年に北部ナムディン省トゥマク村で発見された容器。
これはチャン王朝時代のもので、王室の道具とされている。
ホーチミン主席の傑作「獄中日記」の原稿。
これはホーチミン主席が蒋介石政権に中国で交流された時期に創作したもの。
133の詩が含まれている詩集である。
この陶器は中部沿海クアンナム省クーラオチャムの沖合いで沈没した船に属し、
1999年~2000年に発見されたもの
ミンマン(Minh Mang)王が1827年に作った印鑑。王様の権力のシンボルと見られる
2000年前のドンソン文化時代に属する容器。
直径61センチ、高さ90センチ。
ドンソン時代のホアンハ(Hoang Ha)銅鼓。
1937年7月13日にハノイ郊外フースエン県ホアンハ村で発見された。
この展示会は国内外の見学者多数を引き付けている。