旧暦1月5日にあたる2月1日、ハノイで、ドンダー勝利228周年を記念する祭りが行われ、グエン・スアン・フック首相らが参列しました。ドンダーの丘は ハノイ市内のタイソン通りの西側にあり、木々に囲まれた丘です。現在、この場所は公園となっていますが、やく228年前は激しい戦場でした。
1788年10月に清朝の軍隊がベトナムに進攻し、タンロン城を占領した後、現在のドンダーの丘の周辺に基地を築きました。クアンチュン帝はこれを受け、ベトナム中部のビンディン省テイソン県から進軍し、ドンダー地区で侵略軍を包囲し、激戦の末に勝利を収めました。
1789年1月5日、クアンチュン帝はタンロン城に入り、勝利を祝いました。それ以来、ハノイ市民は、毎年のこの日をこの偉大な戦勝を記念する日として、 祭りを催してきました。今年は、クアンチュン帝を偲ぶ儀式のほか、様々な宗教・文化活動が行われ、ベトナム民族のよき伝統を再現しました。