近年、ベトナムを訪れる外国人観光客数が急増

観光分野に関わるカナダ最良のものと評価されるオタワ国際観光保養展示会2019には50カ国・地域から企業多数が参加し、200の展示ブースで自国独特の観光商品を紹介しました。中でも、在オタワASEAN委員会の主催による「ASEANハッピーアワー」というイベントがあります。席上、ベトナムや、ブルネイ、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピンの伝統料理が披露されました。

特に、ベトナムの展示ブースは展示会の中心とみられました。アメリカのCNNトラベルが観光客が好きな料理に選んだ「春巻き（Nem）」は来場者の好評を得ました。また、ベトナムの手工芸品や、観光スポットなどもオタワ市民をはじめ外国人の特別な注目を集めました。ベトナムの展示ブースは、1000年の歴史を持つ首都ハノイや、世界遺産のハロン湾、フォンニャ・ケバン洞窟の美しさを詳しく紹介しました。

UNWTO=世界観光機関が発表した報告書2018年版によりますと、ベトナムは外国人観光客数が最も迅速に増加する10カ国のリストに3位に立っています。しかし、カナダ人観光客数がまだ少ないとされています。統計によりますと、2018年1月から8月にベトナムを訪れたカナダ人観光客数は10万4057人にとどまっています。

オタワ国際観光保養展示会組織委員会の代表は、「今後、ベトナムを訪れるカナダ人観光客数が急増する」と予測し、「観光客は常に、新しい文化や、新しいスポットを体験したい意向があるとともに、安全という要素を重視しているからである」と説明しました。一方、カナダの各旅行会社も観光分野におけるベトナムとの協力の潜在力を高く評価しています。「ベトナムとカナダの多面的な協力関係が最盛期に入っており、約25万人のカナダ在留ベトナム人は両国を結ぶ懸け橋となっている」との意見も相次いでいます。

親しみやすい人々、独特かつ多様な文化、美味しい料理、美しい自然風景。これらは、ベトナム観光を評価するための言葉です。これらの要素により、ベトナムがカナダ人の最も魅力的な目的地になるのは間違いないでしょう。