2016年2月3日はベトナム共産党創立86周年記念日です。今年、ベトナムはドイモイ刷新事業提唱30周年を記念します。ドイモイ事業の成果を見るとベトナム共産党が打ち出したドイモイ政策の正しさを裏付けるものと言えます。
この30年間に実施されてきたドイモイ事業はベトナムの発展事業における重要な発展段階です。ドイモイ事業は「豊かな国民、強固な国、民主主義的、公平、かつ、文明的社会づくり」という目標に向けて、ベトナム共産党と国民全体の全面的、かつ、徹底的した革命と言えます。
ベトナム共産党が提唱したドイモイ事業
1986年に行われた第6回ベトナム共産党全国代表大会で改革開放路線としてドイモイ政策が提唱されました。これにより、ベトナム経済は「統制経済」から「社会主義を志向する市場経済」へと移行されるようになりました。正しい経済路線の実施により、ドイモイ事業を実施してきた30年後、ベトナム経済は多くの成果を収めました。中央理論評議会のグエン・ベト・トン( Nguyen Viet Thong) 理事長は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムは経済、社会の危機状態と立ち遅れ状態から脱出し、中間所得国へと発展してきました。現在、ベトナムは国の工業化近代化事業を推進すると共に、社会主義を志向する市場経済を実施しています。」
ベトナム共産党は社会保障政策、教育養成、科学技術の発展に関心を寄せると共に、国民全体の物心両面の生活水準の向上に取り組んでいます。そのおかげで、2015年現在、ベトナム国民の一人当たりの年収は2100米ドルを超え、ドイモイ事業開始前と比べて21倍増となりました。
外交分野においても、ベトナム共産党と政府は二国間と多国間の国際協力、外国投資の誘致の強化のため、様々な政策を打ち出しました。国際社会におけるベトナムの地位が日増しに高まっています。中央理論評議会のメンバーであるブ・ミン・ザン( Vu Minh Giang) 博士は次のように語りました。
(テープ)
「歴史研究者として、ドイモイ政策が提唱された1986年の第6回党大会はベトナム民族の歴史における重要な節目だったと言えます。簡単に言うと第6回党大会は国を新たな発展段階に押し上げたと言えます。」
共産党の意思と国民の気持ちの一致
この30年間に実施してきたドイモイ事業の最も大きな成果に関して、ベトナム共産党機関誌「タップ・チ・コン・サン」のブ・バン・フック( Vu Van Phuc) 編集長は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナム共産党は創立されて以来、特に、この30年間にベトナム共産党が実施してきたドイモイ事業の成果を見るとベトナム共産党の正しい指導がベトナム革命のあらゆる勝利を決定する要素と言えます。これは共産党の意思と国民の気持ちの一致を示しています」
一方、先ほどの中央理論評議会のメンバーであるブ・ミン・ザン( Vu Minh Giang) 博士は「ドイモイ事業の成功の理由として挙げられるのはベトナム共産党が民族の利益を第一義にするということである」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナム共産党が所有している貴重なものは党の威信と国民の支持によるものです。これにより、ベトナム共産党はどんな困難に直面していても、それを乗り越えて、成功をおさめることでしょう」
2016年はベトナム全党と全国民が第12回党大会の決議を実施する最初の年となります。この30年間に実施してきたドイモイ事業の経験により、ベトナムは今後も国の経済社会発展に多くの成功を収めることでしょう。