(VOVWORLD) - 北部山岳地帯ランソン省バクソン県では、「バクソン・ゴールデンシーズン」フェスティバル2024が開催されています。
10月末まで行われるこのフェスティバルは、「バクソン・ウルトラトレイル2024」ランニングレース、素朴な道具を使った稲刈り競技、ちまき「黒いバインチュン」作りコンテスト、陰陽瓦作り体験、バクソン県の少数民族による薬草を使った健康管理体験のほか、パラグライダーやいかだ体験、地元の特産品の展示・紹介、さらには伝統的な農具の展示など、少数民族の生活や文化に密接に関連する多くの伝統的な文化活動が行われています。
「バクソン・ウルトラトレイル2024」ランニングレースに参加するアスリートたち(写真:Đức Anh/VOV5) |
タイグエン省からの観光客グエン・ティ・トゥエットさんは次のように話しました。
(テープ)
「今回初めてバクソン県に来て、このフェスティバルに参加しましたが、少数民族の文化的アイデンティティがしっかり守られていることに感銘を受けました。地元の農産物から作られた黒いバインチュンやバインジョーなどの料理が、今や特産品となっているんです」
ナーレイ山頂から見たバクソン渓谷(写真:Đức Anh/VOV5) |
バクソン県はユネスコ=国連教育科学文化機関の世界ジオパークとして認定されたランソンジオパーク内に位置し、多くの特色ある遺産があり、景観、歴史、文化、そして特有の観光商品において豊かな可能性を秘めています。フェスティバルは、地元の文化と観光の魅力を国内外の観光客に紹介・宣伝することを目的としています。また、旅行事業者との連携を強化し、観光商品の促進を図る機会でもあります。
バクソン県人民委員会のドゥオン・ティ・テプ副委員長は次のように述べています。
(テープ)
「今後も引き続き、バクソン県の観光プロジェクトを推進していきます。また、観光客を誘致するため、県のイメージを他の地方にも広く紹介していきます。特に10月25日には、ハノイのホアンキエム湖周辺の歩行者天国でバクソン県のイメージを広める予定です」
今年で2回目となる「バクソン・ゴールデンシーズン」フェスティバルは、独特の文化空間を創出し、文化の保存に貢献すること、そしてバクソン県の観光の潜在力や利点を促進することが狙いです。バクソン県は、この「ゴールデンシーズン」フェスティバルを今後、地元の主要な年間行事として定着させることを目指しています。