(VOVWORLD) - 2022年はベトナム・ラオスの団結友好の年に選ばれました。今年は両国の外交関係樹立60周年、および友好協力条約の調印45周年でもあり、両国の歴史的な出来事、特別な団結と友好関係を示すとしています。
18日、ハノイでベトナム・ラオス団結友好の年を記念する式典が行われました。
親しい兄弟関係
Phomvihane委員長 |
1962年にベトナムとラオスは外交関係を樹立し、両民族の建設・開発事業に新たな1ページを切り開きました。その後、この関係の深化を目指し、両国は友好協力条約を調印し、国の独立と平和維持・社会経済開発事業で互いに支援、協力し合う決意を表明しました。ラオス人民革命党・中央対外委員会のThoongsavanh Phomvihane委員長は次のように語りました。
(テープ)
「外交関係を樹立してからの60年、ベトナムとラオスの際立った成果は、共通の敵との戦いで力を合わせ、1975年に民族独立と国家の完全解放を成し遂げたということです。2年後の1977年、私たちは友好協力条約を調印しました。これは両国関係の強化・拡大のための強固な土台となり、包括的協力関係の発展に貢献しました。1980年代の刷新時期に入り、両国の指導者らは双方の関係強化や新たな発展段階への押し上げに注力してきました。両国は困難の克服、国家建設、地域と国際社会における地位向上で互いに支援しています」
Houngboungnuang大使 |
これまでベトナムとラオスの協力関係は政治から国防・安全保障、外交、経済、貿易・投資、教育、文化にわたって両国に多大な利益をもたらしてきました。在ベトナムラオス大使館のSengphet Houngboungnuang大使は次のように語りました。
(テープ)
「ラオスとベトナムの関係はただ、近隣国の関係ではなく、兄弟のような関係です。これは模範的な国際関係であり、世界で唯一無二の関係であるでしょう。Kaysone Phomvihan国家主席がおっしゃるような世界革命の歴史の中でプロレタリアートの国際的な友好関係のお手本はたくさんありますが、ラオスとベトナムのような特別な団結と戦闘連盟はありません」
一方、在ラオスベトナム大使館のグエン・マイン・フン元大使は次のように話しました。
(テープ)
「ラオス国民はベトナムに特別な好意を寄せていることを実感できます。現在、ラオスは多くの国々と協力関係を結んでおり、ベトナムは対ラオス投資国の中で上位ではありませんが、ラオス国民の心の中ではベトナムは常に1位に立っています。この貴重な関係を維持する必要があります」
共に発展する協力関係への格上げ
ベトナムとラオスは同志でありながら、兄弟のような関係で結ばれています。経済協力を友好関係並みに開発させるため、両国の指導者は経済連結、インフラ整備における協力を促進することで一致し、ラオスを海洋とつながる地域のロジスティックスの中心地にする目標の達成を目指します。また、両国の指導者らは教育訓練の質の向上、質の高い人材、各レベルの指導者、管理者の育成で協力し合うことでも合意しました。さらに両国は国連やASEAN、メコン河流域委員会など多国間の場で互いに支持し、ASEAN内の団結、コンセンサスの維持に尽力していくと表明しました。さきほどのラオス人民革命党中央対外委員会のThoongsavanh Phomvihane委員長は次のように語りました。
(テープ)
「友好協力条約には両国は共に発展し、独立、主権、国民の利益の保護で互いに協力、支援し合って、両国の特別な関係の維持に尽力することが訴えられました。これは重要な任務に位置づけられています。数十年にわたり、私たちは多くの困難を乗り越え、国の建設・防衛事業に取り組んできました。現状において、協力をさらに強化し、相互理解と相互支援を促進しなければなりません」
ベトナムとラオスの特別な関係は両国の各世代の指導者と国民の努力により培われてきたものです。この関係は両国の貴重な財産となり、両国の明るい未来を構築する土台ともなっています。