(VOVWORLD) - 6月21日はベトナム報道の日です。この日は、ホーチミン主席が1925年6月21日に「タイン・ニエン」(青年)という新聞を創刊したことをきっかけに定められました。この92年間、ベトナム報道は国と伴に歩み発展しています。
現在、ベトナムには838の報道機関がありますが、その中には、通信社が1社、放送局が67局、新聞社が74社あります。そして、プレスカードを発給された人は約1万7千人にのぼっています。
報道 有利な条件
ベトナムは、報道と言論の自由を保障するため、マスメディアの発展に有利な条件を作り出しており、その中でも、法整備を重視しています。憲法のほか、報道法、インターネット情報提供に関する決議「72号」などが制定されました。そして、ベトナム情報通信省は、2020年までの報道発展計画案の作成中で、国際社会への参入時代の要求に応えられるような報道作りを目指しています。
特に、インターネットの発展を奨励する政策により、ベトナムは、インターネット利用者において、アジアで8位、東南アジアで3位に立っています。これは、電子新聞を始め、ラジオとテレビの飛躍的な発展に貢献しています。
報道 大きな社会的責任
報道の発展は、国民に情報や知識を提供するだけでなく、国民の社会的フォーラムにもなっています。こうしたフォーラムにより、国民は国の法律や政策に意見を出したり、不正や違反行為を告発したりすることができます。これは、民主主義や人権保護に貢献しています。また、報道機関は、国の法律・政策の施行を監視する役割を果たしていると共に、多くの汚職や不祥事事件などを指摘しています。こうした報道は社会的責任と役割を果たしていると評されています。
報道 国と歩む
報道は、国のドイモイ刷新事業と国際社会への参入事業に大きく貢献しています。報道は、国と国民の架け橋として、国の法律や政策を国民に知らせると共に、国民の意見や願望を国に伝えています。92年の歴史を持つベトナム報道は依然として、国と伴に歩み発展しています。