ハノイで開催中の国会常務委員会第40回会議では、子どもの保護、ケア、教育法改正補充案の討議が行なわれるとしています。この法案は、子どもが子どもに関る問題の解決に参加できるという権利を追加しています。また、子どもの保護、ケア、教育の分野に活躍している政治組織、団体、個人の責任や権限について具体的に規定しています。こうした動きは、ベトナムが子どもの保護、ケア、教育を良好に行なったことを示しています。
子どもの権利保護推進の一歩
この25年間、ベトナムが国連児童の権利条約を採択して以来、ベトナムは子どもの権利保護に関する様々な成果を収めました。これまでに、ベトナムは、子供のための国家行動プログラムを作成し、積極的に実現しており、子ども権利に関するコミュニティの認識向上を目指す為の宣伝活動を堅持しています。国会文化・教育・青少年児童委員会のダオ・チョン・ティ主任は次のように明らかにしています。
(テープ)
「党と国家は、常に子どもに配慮していることを強調したいのです。ベトナムは、子どもの保護、ケア、教育法を早期に発効させました。また、ベトナムは、子ども権利の遂行を目指す為、国家重点プログラムをとっています。それに基づき、子どもはケア、教育、保護についての権利を受けることが出来ます。」
一方、ユニセフ国連児童基金ベトナム事務所副代表のジェスパー・モーラー氏は「ユニセフは、子供の保護、ケア、教育法の発効など子供の権利保護に関するベトナムの努力と決意を高く評価している。その他、ベトナム政府は、子どもの生きる権利や育つ権利の保護を目指す為多くの重要な公約を出した。これらは、子どもが清潔で安全な環境に生まれ育つようにすることはベトナムの大きな努力である」と強調しています。
子どもに更なる多くの権利を与える
実際、ベトナムでは、多くの子供が以前より良好な生活環境に恵まれています。ベトナム政府は、子どもの声に耳を傾ける必要性を認識しています。かつての法律システムは、「子どもが参加する権利」について触れませんでした。この権利は、子どもが自由に意見を言い、集いグループをつくったり、自由な活動をおこなったりすることなどであり、子どもの保護、ケア、教育法改正補充案に盛り込まれています。このことについて、国会文化・教育・青少年児童委員会のダオ・チョン・ティ主任は次のように明らかにしています。
(テープ)
「2013年憲法は、子どもの権利を本格的に取り上げています。そこで、国会で討議される予定の子供の保護、ケア、教育法改正補充案は『子どもの法』と名付けられる予定です。この法の中には、生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利の、4つの権利があります。これらの権利は、国連児童の権利条約の中に定められています。」
子どもは意見を発表し、自分に関連する需要や問題を述べる権利があります。さらに、若者の発言は、政策や発展プログラムの確定に生かすことも出来ます。子どもに更なる権利を与える事は、ベトナムにおける人権保護政策の完備に繫がる一歩であるということです。