(VOVWORLD) -ベトナムも毎年、アースアワーのイベントに参加してきましたが、これを通じて、気候変動と省エネーに関する社会共同体の意識が高まるようになってきました。
EARTH HOUR(アースアワー)」とは、世界中の人びとが同じ日・同時刻に消灯することで地球温暖化防止と環境保全の意志を示す世界最大の環境アクションで、2007年にWWF=オーストラリアの地球温暖化防止キャンペーンとして始まったものが世界中に広がり、2019年には188の国と地域が参加しました。
ベトナムも毎年、アースアワーのイベントに参加してきましたが、これを通じて、気候変動と省エネに関する社会共同体の意識が高まるようになってきました。多くのベトナム人は「使用しない時は灯を消す」という言葉を使っています。そのため、「節電運動」は多くの人々の共感を得ています。
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「家族のすべてが節電の意識をもつので、毎月の電気代がへっています。今月末、アースアワーというイベントがあるから、我が家は1時間に消灯して、応援します」
ベトナムで毎年、電気とエネルギーの使用量が年平均10%増加しており、GDP=国内総生産の伸び率より高くなっています。商工省所属省エネと持続可能な開発局のチン・コク・ブ副局長は次のように語りました。
(テープ)
「毎年アースアワーというイベントが3月の最後の土曜日の夜20時30分から21時30分まで行われます。その一時間にベトナムではおよそ50万キロワット時が節約されます。しかし、これは私たちが送りたいメッセージではありません。私たちが言いたいのは省エネーや節電は一年中実施すべきだということです」
アースアワー2020年は3月28日に行われました。今年は、エネルギーの節約と効果的な使用、再生エネルギーとクリーンエネルギーの使用強化、廃棄物のリサイクルの強化、プラスチックごみ対策、野生動物の保護などを目指します。
アースアワー2020に対応するため、ベトナム天然資源環境省は全国民に対し、国際社会とともに気候変動への対応や、グリーン環境の保護に力を入れていくよう呼びかけています。