15日、日本を訪問中のグエン・タン・ズン首相は在日本ベトナム大使館を訪れました。大使館の幹部、職員、日本在留ベトナム人、留学生などとの会合で、ズン首相はベトナムと日本の関係に触れ、その中で、「両国関係がかつてないほど良好に発展している」と強調しました。
首相は「両国は政治面での信頼を高め、日本はベトナム発展路線と領土保全戦略を支持しているほか、経済面でも効果的に支援している」と強調しました。
また、「相互信頼、相互理解は両国間の友好協力関係を促進するための土台である」とした上で、日本在住ベトナムの外交官、幹部、公務員、学生などに対し、両国関係の強化に全力で取り組むよう要請しました。
ズン首相は次のように語りました。
(テープ)
「外交と政治のほか、経済、貿易、投資、観光面での協力を強化する必要があります。これは両国に利益をもたらします。日本側がアベノミクスを、ベトナム側が経済再構築を進めている現在、相互支援、相互協力を促進する必要があります」
同日、ズン首相は鳩山元首相と会見しました。ズン首相は越日関係強化事業に対する鳩山元首相の貢献を高く評価した上で、「今後も鳩山氏が両国関係強化を支持するよう」希望を表明しました。
この機に、ズン首相は日本経済新聞の喜多恒雄代表取締役社長とも会見しました。