先ごろ、国立歴史博物館や、北部バクニン省文化スポーツ観光局、日本の東亜大学(山口県)は、バクニン省トゥアンタイン県タインクオン村にあるルイラウ(Luy Lau)古城での共同考古学研究プログラムの初期段階の結果を発表しました。
ルイラウ古城で発見された銅鼓の鋳型の一部(写真N.T)
それによりますと、2000年前、この古城がベトナムの政治中心地だけでなく、文化・宗教、経済・貿易中心地でもあったことが分かりました。
また、2015年、このプログラムの第2段階が日本の東亜大学との協力プログラムの一環として実施され、その結果、紀元前1世紀から紀元後14世紀までの時期の多くの現物が発見されました。
その中には、陶磁器と台所など日用品や、煉瓦など建設資材もあります。特に、4世紀ごろに作られたドンソン銅鼓の鋳型の部分900個も発見されました。今後の発掘は、規模が拡大され、ルイラウ古城の姿の再現に寄与するとしています。