ベトナム人ピアニストのグエン・ベト・チュン氏＝thanhnien.vn

5月25日、東京都港区にあるサントリーホールのブルーローズで、ベトナム人ピアニストのグエン・ベト・チュン氏がピアノリサイタルを開催する予定です。これは、日越外交関係樹立50周年を記念して開催され、チュン氏にとって、初めての日本でのソロ・リサイタルとなります。

チュン氏は、2021年に開催された「ショパン国際ピアノコンクール」で、同じくベトナム人ピアニストのダン・タイ・ソン氏が東洋人として初めて同コンクールで優勝して以来、40年ぶりにベトナム人として決勝戦にエントリーし、その繊細なピアニズムが大きな反響を呼びました。

チュン氏は1996年にハノイ市で生まれ、2020年にポーランドの州立音楽大学ビドゴシュチュ音楽院を卒業しました。音楽院では、ショパン国際ピアノコンクール審査委員長を務めるカタジーナ・ポポヴァ＝ズィドロン教授に師事しました。これまでに数多くの国際ピアノコンクールで入賞を果たしているほか、多数のオーケストラとも共演しています。

今回のリサイタルでは、モーツァルトのピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330、シューベルトの即興曲作品90、ショパンのバラ―ド4番、ショパンのピアノ・ソナタ第2番「葬送」作品35変ロ短調などが演奏されます。

チケットは全席自由で、5000円です。チケットぴあで販売されています。

なお、このリサイタルはアーモンド株式会社とミライラボバイオサイエンス株式会社、東京銀座ウェルネス＆エイジングクリニックの共催によるものです。