ベトナム・日本、2050年のカーボンニュートラル実現に向けての協力
(VOVWORLD) - 先ごろ、日本の環境省とベトナム天然資源環境省は、第8回日本・ベトナム環境政策対話に向けた準備会合、および2050年カーボンニュートラルに向けた日越共同協力計画に基づく第2回合同作業部会を開催しました。
双方は、包括的な環境協力を進めていくために、2013年に「日本環境省とベトナム天然資源環境省の間の環境協力に関する協力覚書」に署名して以降、定期的に政策対話を実施しています。第8回日本・ベトナム政策対話は、年内の開催を予定しています。
準備会合では、海洋を含むプラスチック・廃棄物管理と水質管理、大気質管理に関して、双方の政策動向、課題および今後の協力について意見交換が行われました。
また、双方が2021年11月に署名した「2050年までのカーボンニュートラルに向けた気候変動に関する共同協力計画」の合同作業部会の第2回会合では、2050年カーボンニュートラルの実現のために、緩和、透明性、長期戦略、フロン、適応に関する双方の協力活動のアップデートを行い、新たな協力展開について意見交換を行いました。今後、次回の政策対話での合意を目指して協議を継続することを確認しました。
一方、2023年に日本・ASEAN友好協力50周年を迎えるにあたり、ASEANにおける環境分野での取り組みを進める上で、双方の連携についても意見交換を行いました。意見交換の結果、2023年の日本・ASEAN閣僚級環境協力対話や日本・ASEAN環境ウィークの機会を活用し、双方が連携してASEANの環境分野での取り組みを進めていく方向で引き続き調整していくこととなりました。