安倍首相によるベトナム訪問

16日、日本の安倍シンゾウ首相はベトナム公式訪問を開始しました。この訪問はベトナム・日本戦略的パートナー関係をさらに深めるためのものです。

安倍首相によるベトナム訪問 - ảnh 1

両国は1973年9月21日外交関係を樹立して以来この40年、両国の友好協力関係は政治や経済、文化、教育などの全ての分野において強く発展しています。この間、日本の政治情勢は頻繁に変わっていますが、どの首相の時代にあってもベトナムとの協力関係の強化を優先させてきました。日本はベトナムのドイモイ(刷新)政策を常に支持するとともに、APEC=アジア太平洋経済協力会議やWTO=世界貿易機関、ASEM=アジア欧州会議を通じてベトナムの世界への参入プロセスを支援しました。ベトナムにとって日本は経済、貿易、投資の分野における重要な相手国となっています。

2010年に行われた菅直人首相のベトナム訪問を機に、両国は「アジアの平和、安定、繁栄のための戦略的パートナー関係の発展に関するベトナム・日本共同宣言」に調印しました。また、2011年に行われたベトナムのグェン・タン・ズン首相の日本訪問にあたり、「アジアの平和、安定、繁栄のための戦略的パートナー関係枠内の行動計画の実施共同宣言」が調印されました。これまでに、日本はベトナムの最重要な経済相手国となっており、ベトナムを市場経済国として認める主要先進7カ国の中で最初の国ともなりました。また、日本はベトナムに対するODA政府開発援助供与国の中で、第1位となっています。ベトナム外務省所属東北アジア局のファム・タン・ビン副局長は次のように語りました

「テープ」

「ベトナム・日本戦略的パートナー関係は益々発展しており、二つの問題に集中しています。第1は、経済、貿易、投資の分野における関係です。この関係は良好に発展していますが、FDI=外国直接投資額は連続増額しています。特に、対ベトナムODA政府開発援助は推進しています。第2は両国は今年中行われる両国外交関係樹立40周年、日本におけるベトナム年とベトナムにおける日本年を記念する様々な活動を行っていることです」

ビン副局長はこのように語りました。

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両国の商取引額はこれまでに、230億ドルに達しましたが、2020年までに2倍増にする見通しです。日本はベトナムのインフラ整備、人材開発及び国営企業の再構築の3つの重要な分野の実施を支援しています。

新任期において、安倍首相がベトナムを最初の訪問国として選んだことは 良好な両国の協力関係を新たな発展段階に押し上げることに寄与します。これについて、在日本ベトナム大使館のドァン・スァン・フン大使は次のように語りました。

「テープ」

「安倍首相はベトナムに対する厚い感情を持っています。6年前に、ベトナム訪問を機に、安倍首相とグェン・タン・ズン首相は両国の関係を戦略的パートナー関係にすることで一致しました。ですから、安倍首相の今回のベトナム訪問は多くの分野におけるその関係をさらに深めると思います。ベトナム国民だけでなく、日本国民も、両国が親しい友人になったことを喜んでいます。」

フン大使はこのように語りました。

安倍首相の今回のベトナム訪問は新たなページを両国の全面的な関係に切り開くことでしょう。

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