2月末から、ハノイをはじめベトナム国内で、ベトナム・日本国交樹立を記念する活動が続いています。3月に入り、日本のパントマイム公演や、TOKYOジャス、日本人形の展示会などが開催されました。中でもとりわけ「日本人形の世界」という展示会がハノイ市民の注目を集めています。
3月7日、ハノイ市内のベトナム女性博物館で、「日本人形の世界」という展示会がオープンしました。これは、日本国際交流基金ベトナム日本文化交流センターとベトナム女性博物館、及び、伝統工芸江戸木目込人形『幸纓会』の共催で行なわれたものです。
稲見 和巳所長
国際交流基金ベトナム日本文化交流センターの稲見 和巳所長は次のように語りました。
(日本語テープ)
伊藤会長
2005年に、ベトナム女性博物館で同じ人形展が行なわれ、首都ハノイ市民に深い印象を与えました。幸纓会の伊藤会長は次のように語りました。
(日本語テープ)
伊藤会長の話でした。
「日本人形の世界」展への来場客は江戸木目込み人形のほか、3月のひな祭りと5月の子供の日に用いられる人形、芸能、歌舞伎など日本の伝統的芸術の人物を模倣した人形や博多人形、古瀬人形などを楽しむことができます。
来場客の一人であるタンさんは次のような感想を明らかにしました。
(テープ)
「日本の文化、特に文化の歴史や魅力について知っています。しかし、この展示会で、日本文化の独特性を持つ人形の美しさにとても驚きました。人形の服、色は本当に素晴らしいです。全体的に言えば、この人形の展示会は私に強い印象を与えました」
このように語ったタンさんは「私だけでなく、他の人々も今後このような活動がより頻繁に開催されるよう期待している」と訴えました。