日本政府 ベトナムの記録的干ばつや塩害に250万ドル無償援助
在ベトナム日本大使館によりますと、先ごろ、日本政府は、ベトナムが直面している100年に一度といわれる記録的な干ばつと塩害の被害に対し、緊急の無償資金協力を決定しました。資金援助は、国連児童基金を通じ、ベトナムの中部高原や中南部、メコンデルタ地方に支給します。
(写真;TTXVN)
日本大使館によりますと、干ばつなどの影響で飲料水や食品が不足し作物などが枯れる被害が出ました。また、多くの子どもや住民が栄養失調などになっているため、今回の援助金は、飲料水や栄養補助、地域の衛生面などに活用されます。約15万人が清浄水の改善プロジェクトから、12万人の妊娠中の女性と7千人の子供達が、栄養に携わるプログラムからメリットを活用できる見込みです。
今後、この援助金を早急に必要とされる地域に配分する予定です。ベトナム駐在ユニセフのヨソフ・アブデル・ジェリル代表者は、「日本政府の援助はユニセフに対して、もっとも気候変動の被害を受けた人々を救助することに重要な意味を持った」と述べました。日本政府とベトナム政府が協力し、中、長期的な自然災害への対応策も検討します。