ベトナムの首都ハノイに20年以上在住し94歳の認知症の母親を世話している日本人女性小松みゆきさんの実話が日越共同で映画化されます。その発表会が3日ハノイで行われました。日越の映画共同製作は今回が初めてです。
主演女優(左)と原作者(右)
この映画は、日本人女性の主人公が単身でベトナムに渡り、その後、主人公の母親が認知症になり、介護する人がいなくなった母親をベトナムに迎えるこ とになります。老いた母親の介護に泣き笑いしながらも、異国の地でいきいきと働く姿を明るく描いたヒューマンホームドラマです。ベトナムの町や人々との出 会い、ふれあいを織り成しながら母と娘の絆を力強く描いていきます。
この作品は日本のみならず、長寿社会がもたらす「親の介護と働き方の両立という大きな問題に真正面から向き合う一人の女性を通して、「幸せに生きる働き方とは何か」を現代社会に一石を投じるものです。
主演女優は松坂慶子さん、大森一樹監督で今年11月に撮影開始、来年3月に完成する予定です。