(VOVWORLD) - 既にお伝えしましたように、先ごろ、ハノイのオペラハウスで、日越友好・裏千家茶道交流行事が開催されました。
これはベトナム・日本国交樹立45周年にあたり、行なわれたもので、在ベトナム日本大使館の梅田・邦夫大使、京都から茶道裏千家第15代元家元・千玄室大宗匠を始め、両国の代表や学生らが参加しました。
行事では、「一碗の茶から平和を」の精神を唱え、世界60カ国の300あまりの茶会に参加した千玄室大宗匠による献茶式、和合の茶会、記念講演、茶道のデモンストレーションなどが行なわれました。両国の国交樹立45周年あたり、ベトナムを3回目訪れた千玄室大宗匠は次のように話しました。
(日本語テープ)
一方、行事で、在ベトナム日本大使館の梅田・邦夫大使は茶道を通じて、両国間の文化交流を促進する必要性と友好・平和を訴え、次のように語りました。
(日本語テープ)
献茶式で、大宗匠は茶道の精神について触れられ、一碗のお茶を通して相手を思いやる心、触れ合いの心を感じて欲しいと講じられまた。その後、茶道のデモンストレーションを披露しました。
お茶を頂いた 外務省・東北アジア局の副局長であるラム・ティ・タイン・フオンさんは次のような感想を述べています。
(テープ)
「前は様々な茶会に参加しましたが、茶道裏千家の家元・大宗匠が練られた濃茶を頂いたのは今回が初めてです。お茶を頂いて、身体と心をリラックスできるようになりました。特に大宗匠の健在を見て、自分も毎日、日本茶を飲むという健康習慣を維持したいと思います。」
この機に、ハノイ裏千家淡交会は10月14日、FPT本部で開設された国内初の裏千家の茶室「円徳庵」の見学を行ないました。