(VOVWORLD) -4月21日、ハノイの芸術短期大学で、ベトナムで印刷媒体の制作や広告代理業、現地取材コーディネートなどを手掛けるモアプロダクション・ベトナムの主宰により、日本の絵本作家の五味太郎さんとの交流が行われました。
これはベトナムと日本の外交関係樹立45周年を記念する活動の一環です。また、これは、日本の絵本・読み聞かせ普及、およびベトナム人絵本作家育成に向けた社会福祉活動「MOGU絵本プロジェクト」の一環として、JXTGエネルギー株式会社(東京都千代田区)の支援を受けて行うものです。
1945年、東京で生まれた五味さんはこれまで約400冊の絵本を出版しました。作品は約30カ国で翻訳され、ベトナム語にも5作品が翻訳されています。交流会で、在ベトナム日本の梅田 邦夫大使は次のように語りました。
(日本語のテープ)
特に、交流会にはベトナムの有名な詩人チャン・ダン・コアを含め、ベトナムの多くの絵本作家や画家が参加しました。詩人チャン・ダン・コアさんの話です。
(テープ)
"本日、五味太郎さんは「自分はまだ子供である。自分は歳をとった子供だと思っている」と言いました。子ども心がある人だけが子供と遊ぶことができるからです。五味太郎さんは難しいことを判りやすくするという優れた能力があります。」
五味さんは絵本を描くのは「自分のため」と述べ、それが結果的に子どもにも大人にも受け入れられてきたと話しました。交流会で、子供に絵本を読んであげることに関する考えについて、五味さんは次のように語りました。
(日本語のテープ)
交流会に参加した人々には「童話の花束」ベトナム語版が贈られました。