METI、ハノイで「癌・生活習慣病対策」医療セミナーを開く

26日午前、ハノイで、METI 日本経済産業省は「癌・生活習慣病対策」をテーマとした医療セミナーを開催しました。

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これは日本とベトナムの官・民が協力して開催した初めての医療セミナーです。セミナーでは日本が世界に誇る最先端の診断法や治療法が紹介されました。

今回のセミナーで富士フィルム、コニカミノルタ、三菱、日本光電など先端技術で癌・生活習慣病対策をリードする日本の医療機器メーカー7社が参加しました。

セミナーで、バクマイ病院の核医療と癌・腫瘍専門センターのファム・バン・タイ医師が発表し、「ベトナムでの癌患者が急増している。その死亡率は世界最高となる73,5%となった」と明かにしました。

一方、ベトナムでの癌治療分野に関して、名古屋大学医学部消化器内科の後藤 秀実 教授は「ベトナムでの癌治療における最も大きな課題は癌の発見が遅れるということである。ベトナムの医師は熱心であるが、その数はまだ少ない。近代的な設備はいくつかの中央病院に集中しており、地方病院の設備は少ない」ことを強調しました。

なお、これまでの日越協力は道路、鉄道、橋などインフラ整備が中心でしたが、今回のセミナーをきっかけに今後、両国関係は医療分野に協力が拡大されることが期待されています。

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