インダストリー4・0を目指すビジョンと戦略

(VOVWORLD) - 政府の指導により、インダストリー4・0の活用を基盤とする行政改革、電子政府作り、企業のイノベーションが精力的に促進されています。

既にお伝えしましたように、12日と13日の両日、ハノイで、「第4次産業革命におけるビジョンと戦略」をテーマにしたインダストリー4・0サミットが開催されました。この出来事はインダストリー4・0に関するベトナムの行動計画と国家戦略を打ち出すためのものです。

ベトナムが工業化と現代化、及び国際社会への参入を進めている背景の中で、インダストリー4・0は、技術レベルや生産能力、競争力を向上させるというメリットの反面に、今までの労働市場の混乱につながるであろうというデメリットをもたらす恐れがあります。

こうしたメリットとデメリットを前に、ベトナム政府は情報技術の発展を目指す政策と体制の構築、先進的技術の応用と第4次産業革命がもたらすチャンスを活用して、繁栄したベトナム作りを現実に移すことを図っています。政府の指導により、インダストリー4・0の活用を基盤とする行政改革、電子政府作り、企業のイノベーションが精力的に促進されています。

今回のインダストリー4・0サミットで、グェン・スアン・フック首相はこれまで、ベトナムは人工知能、ロボット、農業、工業分野へのITの応用など第4次産業革命の先進的技術を応用してきたと述べながらも、企業だけでなく、国民も科学技術の応用に関する意識を高める必要があると明らかにしました。また、政府はデジタル経済とインテリジェント産業を集中的に構築し、これを経済構造の再構築と経済成長モデル改革の革新的な任務と見なしていると強調しました。

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