(VOVWORLD) - ダナン市は「スマートシティづくり」計画案を公表しました。この計画は2030年までのダナン市の建設発展計画と2045年までのビジョンに関する政治局の決議を展開するためのものです。
21日から24日にかけて、中部ダナン市で、第3回スマートシティ・サミットと第12回「ジャパンICTデー」が開催されました。サミットではスマートシティの構築に関するビジョン、戦略、経験、第4次産業革命の新たな技術を基盤とするスマートシティの管理、開発企画などが取り上げられました。また、「ジャパンICTデー」は、ベトナムと日本のITコラボレーションの促進を目的に、毎年開催され、スマートシティの構築の加速に貢献することが狙いです。
先ごろ、ダナン市は「スマートシティづくり」計画案を公表しました。この計画は2030年までのダナン市の建設発展計画と2045年までのビジョンに関する政治局の決議を展開するためのものです。また、同市はスマートシティづくりを目指し、電子行政府とスマートシティの構築・発展における複数の節目を定めるとともに、IT情報技術の開発・適用に関する決議を発行しました。
2014年、ダナン市人民委員会は電子行政府情報システムを導入した他、スマートシティの総合建築案、2018年から2025年期のスマートシティ構築計画を公表しました。市の指導者と市民のコンセンサスにより、スマートシティづくりに関する技術、政策、財源などの問題が適切に解決されました。
この10年間、ダナン市はICT=情報通信技術の利用実態に関する「ベトナムICTインデックスの省・市別ランキングで、連続してトップを維持しています。また、国家機関での情報技術の適用で満点を獲得しました。同市人民委員会が承認したスマートシティの総合建築案はスマート管理、スマート・エコノミー、スマート交通、スマート環境、スマート生活、スマート市民を6つの柱として定めました。
ダナン市情報通信局のレ・ソン・フオン副局長によりますと、同市は電子行政府情報システムを充実させ、インターネット上で、市民に公共サービスを提供し、市民の意見、提案を受諾するなどしています。同市は具体的な段取りと解決策を定め、市民の需要を満たし、スマートシティづくりを強化していく決意を固めています。