エジプト各地で8日、計数千人規模の反モルシ大統領デモが行われ、デモ隊の一部が治安部隊と衝突、ロイター通信によりますと、120人以上が負傷しました。
首都カイロの大統領宮殿周辺には数百人が集まり、宮殿に向け石や手製の爆弾を投げました。治安部隊側は催涙ガスなどを使って鎮圧しました。北部アレクサンドリアなどでも抗議デモがありました。
エジプトではムバラク政権が崩壊してから2年となるのを前に、1月下旬から反政府デモが拡大しました。ロイターによりますと、これまでに約60人が死亡しています。
野党陣営は新たな連立政権の樹立を要求しています。モルシ大統領の退陣を求める声も一部で出ています。