(VOVWORLD) - 国民とともに暮らしてきた実践的な指導者として知られているムオイ氏は、ベトナムのドイモイ事業の実践的な課題の解決に大きく貢献しました。
ド・ムオイ元書記長は、国の独立と国民の幸福のために生涯を捧げました。いかなるポストの時も、ムオイ氏は、国と国民を第一にして行動してきました。国民とともに暮らしてきた実践的な指導者として知られているムオイ氏は、ベトナムのドイモイ事業の実践的な課題の解決に大きく貢献しました。
ムオイ元書記長は、戦争時代多くの地方で革命運動を指導したりし、敵に拘束されたこともあるなど激しい戦争の中で鍛えられました。また、平和時代において、ムオイ氏は多くのポストを歴任しましたが、どのポストでも任務を立派い全うしました。建設大臣、商業大臣、国家物価委員会委員長などを19年間、首相を3年間、党書記長を6年間務めたほか、5期連続で党政治局員になりました。また、党書記局常務や党執行委員会顧問などでもありました。
国が多くの困難に直面している時代、ムオイ氏は、ウオンビ火力発電所、ホアビン水力発電所、ホーチミン廟など国の重点的な建設工事においてリーダーシップを発揮しました。これらの建設工事は、国の発展に大きく役立ったと評されています。
こうしたムオイ氏は、ドイモイ事業に先頭に立って人民と密接につながる実践的な指導者として知られています。ハノイ市民の一人ファム・フー・ホアさんは次のように語りました。
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「私はド・ムオイ氏について3つの印象を持っています。第一は、清廉潔白な指導者です。第2は、人材を適材適所活用したこと。第3は、自分の意見と異なる意見を受け入れられたこと。ムオイ氏の指導によって、国はきわめて困難な状況から脱しました。」
ド・ムオイ氏は1991年6月に党書記長に選出されました。これは、ドイモイ刷新事業がまだ多くの困難に直面している時期でした。しかし、ムオイ氏の指導の下、ドイモイ事業は精力的に進められ、多くの成果を収めました。特に、外交面では、ASEAN東南アジア諸国連合への加盟や、EU欧州連合との全面的パートナーシップ協定の締結、アメリカとの外交関係正常化など、ベトナムの国際社会への参入にとって歴史的な節目となった多くの出来事がありました。その意味で、ド・ムオイ元書記長はベトナム外交に新しい時代を開き、国際社会におけるベトナムのイメージアップに大きく貢献したといえるでしょう。