(VOVWORLD) - 2年あまりにわたる新型コロナウイルス感染症により中断していた首都ハノイの観光は、現在回復と発展を見せており、顧客の需要に応えるべく様々な観光商品が開発されるとともに、観光刺激策が実施されています。
新たな観光モデルの開発により、首都ハノイの観光の早期回復が約束されるとしています。
新型コロナウイルス感染症が抑制され、徐々に元の日常生活が取り戻されるにつれて多くの旅行会社は新たな観光商品を開発しています。「この世の地獄」として知られているホアロー刑務所遺跡を訪れると、観光客はここに収容されていた政治犯の拷問などが再現されたむごたらしい光景を目にするだけでなく、刑務所の正門や牢獄、死刑囚の独房、ギロチン台、記念碑などを回るナイトツアーにも参加することができます。
女性:「遺跡管理委員会が開発したユニークなナイトツアーは観光客の心を掴んでいます」
男性:「とても面白くて魅力的なツアーです。このツアーに参加してみてください」
一方、タンロン古城史跡も新型コロナウイルス感染症により2年余り中止していた「タンロン古城の夜間探検ツアー」を再開しました。このツアーは毎週金・土曜の午後19時に始まり、およそ1時間半にわたり、古城の探検や宮廷舞踊の観賞、古城で発掘された遺跡を目にすることができます。同ツアーは観光客から好評です。
女性:「ライトアップのアレンジのし方は幻想的なナイトシーンを作り出しています。また、再現された情景は科学的に正確なものです」
男性:「不思議な気持ちになりました。昔に戻ったような感じがし、当時の生活を実感できました。歴史と現在の生活とのつながりを感じます」
ハノイ市観光局の統計によりますと、今年上半期、ハノイを訪れた観光客は延べ860万人を超えました。これは新型コロナで2年余り途絶えていたハノイ市の観光活動の回復を示しています。ハノイ市観光局のダン・フオン・ザン局長は、今後、関係機関や部局、地方と協力し、新たな観光PRイベントを開催し、国内外の観光客の誘致を目指すと明らかにしました。