第13期ベトナム共産党中央委員会第11回総会の成果

(VOVWORLD) -今週、世論は10日~12日にかけて開催された第13期ベトナム共産党中央委員会第11回総会の成果に強い支持を示しています。
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今回の会議では、国の将来にとって歴史的な意義を持つ一連の方針が打ち出された。中でも、地方自治体や政治・社会団体の機構を再編・簡素化し、行政機構の効率性を高め、国の持続的かつ力強い発展に貢献するものとなることが期待されています。
第11回総会で、5つの政治・社会団体と、党および国家傘下の30の大衆団体を含めたその他の大衆団体を、ベトナム祖国戦線の傘下に再編するという方針が採択されました。
この決定について、第13期国会議員であるブイ・ティ・アン博士は、憲法第9条および「民族大団結の強化」に関する党中央委員会の第43号決議を具体化させるものであると明らかにし、次のように述べました。
(テープ)
「祖国戦線は、民族大団結の代表であり、あらゆる階級におけるベトナム国民の結束の真髄でもあります。すべての団体が一つの中枢に集約されることで、活動のスピードと効果は飛躍的に向上し、より良い結果をもたらすでしょう」
政治体制の機構改革、省レベルの行政単位統合や県レベル組織の廃止などといった党中央委員会の断固たる方針を高く評価する声もあります。国会の文化・教育・青少年・児童委員会のグエン・ベト・チュック元副委員長は次のように述べました。
(テープ)
「行政を二層構造にすることで、国民は中間レベルの機関を介さず、直接的なサービスを受けられるようになります。現在、村レベルの幹部は、住民と直接行政手続きを行う立場にあることから、より高い権限を持つようになります。そのため、それに相応しい能力と資質を備えた人材を選定しなければなりません」
党中央委員会第11回総会におけるもう一つの重要な議題は、「新たな成長モデルの確立」でした。これは、党と政府が掲げる強い決意であり、民間経済を国民経済の最も重要な原動力と位置付けるとともに、科学技術・イノベーション・デジタルトランスフォーメーションを主要な推進力と見なすものです。北部ハイズオン省チーリン市の復員軍人企業家協会のブー・スアン・バン会長は次のように語りました。
(テープ)
「私は、民間経済を優先すべきという党および第11回党中央委員会総会の方針に賛同します。この方針は、民間経済発展のためのリソース確保という長年のボトルネックを解消し、国の経済成長を牽引する原動力を作り出します」
第13期党中央委員会第11回総会で採択された一連の方策は、国の発展スピードに見合った行政機構の構築に向けた重要な一歩であるだけでなく、世界の発展の流れに適合するものとなることでしょう。

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