(VOVWORLD) - 今年4月1日零時現在で、ベトナムの総人口は9620万人を越えました。これでベトナムは世界で、15番目、東南アジアでインドネシアとフィリピンに次いで3番目の人口を擁する国となりました。
その内訳は男性は4788万人で、総人口の49.8%を、女性は4832万人で、総人口の50.2%を占めています。これにより、2009年以来、ベトナムの総人口は1040万人増加しました。また、2009年と比べ、東南アジア地域でベトナム人口のランクは変化しないものの、世界で2ランク低下したということです。
調査結果によりますと、ベトナムの人口密度は地域と世界の平均と比べて高い水準にあることが分かりました。その中で、ハノイは1平方キロに当たり2398人、ホーチミン市は4363人で、国内各地の中で群を抜き、最も高い人口密度です。
さらに、キン族出身者は8200万人を超え、総人口の85.3%、各少数民族は1400万人を超え、14.7%を占めています。
調査結果では、この十年間の人口増加率は過去10年間と比べ、下回りました。また、国民の知的水準が高まり、15歳以上の人口の識字率は急増して、就学義務年齢にあるほとんどの児童が学校に通っています。
11日午前ハノイで行われた国勢調査の初歩的結果の公表に関するテレビ会議でヴオン・ディン・フエ副首相は10年に一度実施されるこの国勢調査は統計に関する最大規模の調査である」と述べ、「この会議で公表された数字は正式なものであるが、次の任務はこれらの数字を分析、評価し、来る12月に正式な報告を発表する」と明らかにしました。また、今回の国勢調査の結果を基礎に、この状況に対応する適切な政策を出す必要があると指摘しました。