ベトナム、外国のNGOとの協力を推進

(VOVWORLD) - 現在、外国のおよそ500の非政府組織がベトナムで活動しており、援助の実施額は2億7千万ドルから3億ドルに達しています。 

ベトナムは外国のNGO非政府組織の活動を激励し、有利な条件を作り出すという方針を掲げ、これまで絶え間なくNGOとの協力を強化し、複数の成果を収めてきました。現在、外国のおよそ500の非政府組織がベトナムで活動しており、援助の実施額は2億7千万ドルから3億ドルに達しています。援助活動は63の省・市で行われ、医療から、教育、職業訓練、社会問題解決、貧困解消、環境保護、気候変動まで、多岐にわたっています。

先頃、ハノイで、「開発協力、人間の連結、未来志向」と題するベトナムと外国のNGO=非政府組織の協力に関する第4回国際会議が開催されました。会議では2014年から2019年期におけるベトナムと外国の非政府組織との協力関係が評価されるとともに、情報や経験の交換が行われ、2020年~2025年期におけるベトナムとNGO、及び開発支援者との協力計画の優先課題が取り上げられました。

会議で発言に立ったNGO担当委員会委員長を務めるブイ・タイン・ソン外務次官は次のように強調しました。「地域と世界情勢が不安定で、迅速かつ複雑に推移し、世界経済は減速の兆しを見せている一方、大国間の競争が激しくなっています。ただ、平和と開発協力は依然として主な動きであり続けます。各国は地域と世界の試練をはじめ、相違と対立を解決するため、対話、協力の需要があります。一方で多国間主義と経済連携が推進されています。こうした背景の中でベトナムとNGOとの協力は目覚ましい成果を収めてきました。この5年間あまり、NGOはベトナムの貧困解消と持続可能な発展だけでなく、ベトナム国民と各国の国民との友好協力関係の強化にも積極的に貢献してきました。」

一方、ベトナム友好諸組織連合会のグエン・フオン・ガ議長はベトナム経済社会の発展に対するNGOの貢献に触れ、「ベトナムの貧困解消と経済社会発展事業の大きな成果には世界の友人、とりわけNGOの貢献があった」と強調しました。また、NGOとの協力はベトナムの対外関係、中でも草の根外交の一翼を担っているとしています。NGOが適切な援助計画やプロジェクトを行ったほか、経済管理と人材育成などに関する貴重な経験を提供し、ベトナムと各国との友好・団結の強化・拡大に寄与してきたとしています。

今後、ベトナムはドイモイ刷新、国際参入、持続可能な発展に対する各国政府、国際組織、外国のNGO、関係者からの支援と協力を受けていきたい意向があります。

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