これは、先ごろ、ホーチミン市で行なわれたスタートアップ・インベンション投資基金フォーラム2019でグエン・チ・ズン計画投資大臣の発言で、大臣はこのように強調しました。

スタートアップへの投資家とベンチャーキャピタル投資家を対象とするフォーラムが行われるのは今回が初めてです。フォーラムには、関連各省庁の他、外国の100以上のベンチャーキャピタル基金の代表が出席しました。計画投資省は投資経営環境の改善や、発展事業へのあらゆる財源の誘致政策を政府にアドバイスする機関としてこうしたフォーラムを開催する必要性を認め、政府と国内外の投資基金に出会いの場をつくり、スタートアップ生態系の開発を進めることが狙いです。

ベトナム市場は国際社会の注目を集めている理由として市場の規模が大きく、経済が迅速に成長し、人材の質が日増しに高まっていることなどがあげられました。一方で、ベトナムはスタートアップ、インベンション投資の有望な投資先であると評されています。

ドイモイ＝刷新事業が開始されてから30年間あまり経った現在、ベトナムは様々な著しい成果を収めてきました。しかし、今後、生産性、質、効果の向上に沿った経済再構築を推進し、迅速でかつ持続可能な経済発展を確保することが重要な課題となっています。ズン計画投資大臣によりますと、「科学技術とインベンション、イノベーションはこの課題を解決するための鍵であることから、ベトナムは科学技術から得るあらゆるメリットを最大限に活用しなければならないとしています。

また、ベトナムが世界各国並みに発展するよう、スタートアップ・インベンション共同体は必要な措置の実施に参加することが期待されています。政府はスタートアップ生態系の関係機関と対話する用意があり、起業家に資金へのアプローチのため、条件を作り出すとしています。