ユネスコの学習都市グローバルネットワークに登録されたカオライン市
(VOVWORLD) -GNLCとは、学習都市の国際的なプラットフォームとしてユネスコ生涯学習研究所が取り組んでいるネットワークです。
9月2日、南部メコンデルタ地域のドンタップ省カオライン市は北部ハイズオン省(2015年)、ホーチミン市(2015年)、ドンタップ省サデック市、中部ゲアン省ビン市(2020年)に続き、ユネスコ生涯学習研究所の「学習都市グローバルネットワーク(Global Network of Learning Cities=GNLC)」に登録されました。
GNLCとは、学習都市の国際的なプラットフォームとしてユネスコ生涯学習研究所が取り組んでいるネットワークです。この取り組みでは、地域社会の課題解決を目指し、市民の生涯学習の重要性や、持続可能な都市へと改革していく上での生涯学習の重要性を提唱しています。
カオライン市はドンタップ省の3つの都市の一つで、同省の経済社会開発に大きく貢献しています。2022年、カオライン市が世界44か国の77の都市とともにGNLC加盟都市へ登録されたことにより、世界規模でのGNLC加盟都市の数は76か国の294の都市になりました。
ユネスコ駐在ベトナム代表のレ・テイ・ホン・バン大使によりますと、これまで、カオライン市は読書文化の維持、拡大のため、教育と読書に関する多くのソフトウエアを開発したほか、多くのセミナーや会議を開催したとしています。これと同時に、同市は学習や経営、科学技術、イノベーションを愛好する人材開発のため、各レベルの学生協会、青年協会の役割を担っています。カオライン市が学習都市に関するグローバルネットワークに登録されたのは国際社会に対するカオライン市のこれらの取り組みを確認するものと言えます。
GNLCに加盟すると、加盟都市間で情報、知見の共有、国際的な有識者へのアクセス、国際セミナーや会議における最新情報の入手、都市モデル構築のためのツールや学習教材へのアクセスが容易になるほか、ユネスコ学習都市賞への応募も可能になります。