国家システムの刷新、国家と民族の利益を最優先すべき
(VOVWORLD) -このほど、ハノイで、「2030年までのベトナム社会主義的法治国家の建設と完備の戦略草案と2045年までのビジョン」策定指導委員会の委員長を務めるグエン・スアン・フック国家主席の主宰により、同委員会の第3回会議が行われました。
会議で、グエン・スアン・フック国家主席は「社会主義的法治国家は法による支配の下に置かれ、国家の民主的体制の確保を目指す。ベトナム社会主義的法治国家の建設は近代的な法治国家の普遍的かつ進歩的な原則を導入し、社会主義に志向して、『党の支配に置かれる人民の、人民による、人民のための国家』という特徴を活かす」と強調しました。
ベトナム社会主義的法治国家の建設は政府の活動の公開性や透明性を重視しながら、汚職・浪費の撲滅に寄与すると共に、世界への主体的かつ積極的な参入の強化に役立つとしています。
フック国家主席は、「2030年までの社会主義法治国会の建設と完備は重要な歴史的任務であり、第13回党大会が打ち出した政治システムの刷新と完備事業の中心的な任務でもある、また、『豊かな民、強靭な国、民族の利益』を目指すものでもある」と強調しました。
また、フック主席によりますと、社会主義法治国家の建設と完備は国家、民族の利益を最優先すべきであり、法治国家の建設事業は国民の参加と発言力により左右されます。社会主義的法治国家の建設事業の最も重要な課題は人的資源を最大限に活かすことです。これはあらゆるリソースの活動の基盤を整え、2045年までに強靭で繁栄するベトナムの建設という目標の達成に向け総合的な力となるとしてます。
ベトナムは社会主義的法治国家の建設に力を入れていますが、「2030年までのベトナム社会主義的法治国家の建設と完備の戦略草案と2045年までのビジョン」が早期に制定され、その事業に貢献することが期待されています。