(VOVWORLD) - 25日、ハノイで開かれている国会は、国会から選出、または批准された役職者に対する信任投票結果を発表しました。国会が信任投票を行うのは今回が3回目です。
その結果によりますと、グエン・ティ・キム・ガン国会議長は信任率90.1%に達し、最高となっています。2位は81.03%の信任率を達成したグエン・スアン・フック首相です。
その反面、信任率が最も低いのが、フン・スン・ニャ教育訓練大臣で、それに次ぐのが、グエン・ヴァン・テ交通運輸大臣、グエン・チ・ズン計画投資大臣らです。
この3名の大臣は、多くの課題が残されている分野を担当しています。中でも、教育と交通は、国民が最も大きな関心を寄せている分野です。
一方、ガン国会議長とフック首相が最も高い信任率を達成したことは国会と政府の運営における努力と成果を示しているとされています。
国会が信任投票を行うことは、国会の監視活動の効果を向上させ、それを通して、国会と人民評議会は国家権力機関としての責任を良好に実現した上で、国家機関活動の質的向上に寄与するとの意見が多くの国会議員から出されています。
また、信任投票の結果は、その役職者の業務能力や道徳、威信などを評価するもので、選出される人は信任度が高ければ、自分の能力をさらに活用しなければならないのに対し、もし、得票率が低ければ、さらに取り組まなければならないと認識しなければならないという評価が出されています。