国際社会への参入で収めた成果は、ベトナムの経済社会の発展、及び、周辺の平和な環境の維持に大きく貢献していると評されています。国際社会への参入は全国民をあげての事業ですから、全国民の力を動員することはこの事業の成功を決めるカギです。

先ごろ、政府が開催した「国際参入の強化・持続可能な発展のため」と題する全国テレビ会議で発言に立ったグエン・スアン・フック首相は、「ベトナムは韓国、ユーラシア経済連合とのＦＴＡ＝自由貿易協定、CPTPP＝包括的および先進的な環太平洋経済連携協定の批准などをしたことはベトナムに広範な協力空間を作り出している。これと同時に、ベトナムは世界の多くの国々とのパートナー関係を格上げするなど、ＡＰＥＣ＝アジア太平洋経済協力会議、第2回米朝首脳会談など大規模なイベントを成功裏に主宰した。」と述べ、国際社会への参入で収めた成果を強調しました。

フック首相によりますと、国際社会への参入は、世界各国の人々にベトナムをPRすることに役立ち、「平和、温かいもてなし、ダイナミックな経済成長、国際社会の責任あるメンバー」というイメージアップを促進させているとしています。

今までの国際社会への参入事業で収められた成果を発揮するため、政府は、この事業の刷新とその効果向上を目指す方針です。そうするためには、国際社会への参入を全国民あげての事業にすることが非常に重要です。国際社会への参入に対する国民の意識を向上させるとともに、それぞれの国民にこの事業への参加を奨励する必要があるとしています。

国際社会への参入事業はベトナムの経済成長、及び、国際社会における威信向上にとって重要な原動力となっていると言えるでしょう。